
ジンベースのカクテルは数多く存在します。それほど、ジンはカクテル作りに必須のスピリッツです。
そんなジンベースのカクテルを、ジン好きな方向けのものからジン初心者向けのものまで幅広く紹介します。
ジントニック
【材料】ジン、トニックウォーター
ジントニックはジンベースのカクテルの中でもポピュラーなもの。ジンをトニックウォーターで割ったシンプルなカクテルで、基本的な割合は1:3とされています。サッパリとしていて飲みやすい味わいです。
トニックウォーターとは、炭酸水にレモンやオレンジなどの柑橘類の果皮やハーブのエキスを加えた清涼飲料水のこと。普通の炭酸水とは違って、糖類が入っているのも特徴です。
ジンバック
【材料】ジン、レモンジュース、ジンジャーエール
ジンにレモンジュースとジンジャーエールを加えて作るカクテルで、別名「ロンドン・バック」。
バックとはカクテルのスタイルの1つで、スピリッツにジンジャーエールとレモン果汁を加えること。ちなみに、英語では「Back」ではなく「Buck」と表記します。
アラスカ
【材料】ジン、シャルトリューズ・ジョーヌ
「リキュールの女王」と呼ばれる、薬草系リキュールのシャルトリューズを使用したカクテル。アルコール度数は高めなので、強いお酒が好きという方にオススメです。
シャルトリューズ・ヴェールを使用すると「グリーン・アラスカ」というカクテルになります。アラスカよりもアルコール度数が高くなっていますので「アラスカじゃ物足りない!」という方はこちらをどうぞ。
マティーニ
【材料】ジン、ドライ・ベルモット
ジンとベルモットを合わせたカクテルで、「カクテルの王様」とも呼ばれています。添えられたオリーブが印象的です。
ベルモットはハーブなどで香り付けされた白ワインのことで、「スイート」と「ドライ」の2種類のタイプがあります。マティーニはドライ・ベルモットを使用。
ジンを多めにすると「ドライ・マティーニ」に早変わり。また、オリーブをパールオニオンに変えると「ギブソン」になります。
ギムレット
【材料】ジン、ライムジュース
ジンをライムジュースで割ったシンプルなカクテルです。レイモンド・チャンドラーの小説「長いお別れ」に登場し、「ギムレットには早すぎる」というセリフで有名になりました。爽やかな口当たりで、やや辛口なのが特徴。
ジンをウォッカに変えると「スレッジハンマー」になります。
ブラッディ・サム
【材料】ジン、トマトジュース、レモンジュース
ジンをトマトジュースとレモンジュースで割ったもので、ブラッディ・メアリーのジンバージョンと言えるカクテル。禁酒時代のアメリカで盛んに飲まれていました。
「甘いカクテルは苦手」という方にオススメです。お好みでタバスコや胡椒を加えると、よりスパイシーな味わいに。
ベースをテキーラに変えると「ストロー・ハット」になります。
オレンジ・ブロッサム
【材料】ジン、オレンジジュース
「ジン・オレンジ」とも呼ばれていて、文字通りオレンジジュースを使用したカクテル。スクリュードライバーのウォッカをジンに変えたものです。
食前酒として親しまれています。見た目も華やかなので、パーティーなどの乾杯に使われることも多いです。フルーティーで飲みやすく、お酒に弱い方でも美味しく飲めます。
初心者から上級者までおまかせ
これからジンに挑戦する方からジン愛好家の方まで、どちらも満足できること間違いなしのカクテルを紹介してきました。
お店に行った際の参考にしていただけると幸いです。