
カクテルを入れるグラスは何でもいいわけではなく、カクテルごとに使い分けられています。使用するのにも、きちんと意味があるんです。
主に使用されるグラスを代表カクテルと一緒に紹介します。自宅用に揃える際の参考にしてみてください。
目次
カクテルグラス
「カクテル」と聞いて、まず思い浮かべるグラスではないでしょうか。
主にショートドリンクに使用されることが多いグラスです。逆三角形のボウルと長い脚が特徴。脚を持つことで、手の温度がカクテルに伝わらないようにしてくれます。温くなったカクテルは美味しくありませんからね。
基本的に無色透明でガラス製で、容量は90mlが標準とされています。
代表カクテル:マティーニ、ギムレット、マルガリータ
シャンパングラス
シャンパンを飲むのに使われるグラス。
ボウルの形が異なる、「ソーサー型」と「フルート型」があります。シャンパンというと、フルート型を使用しているイメージが強いのではないでしょうか。2つのグラスは何が違うのか、その特徴についても紹介しますね。
ソーサー型シャンパングラス
広い口が特徴で、クープ型とも呼ばれています。一般的なカクテルよりも、フローズンカクテルに使用されることが多いです。
乾杯によく使われ、カクテルグラスの代用とされることもあります。
代表カクテル:フローズン・ダイキリ、ロイヤル・カルテット、クローバー・クラブ
フルート型シャンパングラス
細身で高い背丈が特徴です。
空気に触れる面積が少ないので、シャンパンが作り出す泡を長く楽しむことができます。香りが逃げにくいというのもポイント。
代表カクテル:ミモザ、キール・ロワイヤル、ブルーラグーン
ゴブレット
タンブラーに脚がついたグラス、と考えてもらうと分かりやすいかもしれません。
トロピカルドリンクといった、氷がたくさん入っているカクテルに使用されることが多いです。ガラス製だけでなく陶器製や金属製もあります。
代表カクテル:パナシェ、ブルーハワイ、マリブ・ピニャ・コラーダ
タンブラー
タンブラーは簡単に言ってしまうと、コップのことです。「ハイボールグラス」とも言われます。
形状は円筒で、ロングドリンクによく使用されるグラスです。容量は300mlが標準とされています。
代表カクテル:ジントニック、シンガポール・スリング、モヒート
オールドファッションドグラス
ロックで飲むのに最適なグラスで、別名「ロック・グラス」とも呼ばれています。
脚がなく、低い背丈が特徴。ウイスキーをロックで飲む時に使用するのが定番ですね。口が広いので、大きな氷を入れることができます。
代表カクテル:ゴッドファーザー、カルーアミルク、フレンチ・コネクション
コリンズグラス
「トールグラス」や「チムニーグラス」とも呼ばれるグラス。タンブラーに似ていますが、こちらの方が細長い形状をしています。
口が小さいため炭酸が抜けにくい作りになっているので、炭酸系のカクテルで使用するのに最適です。
代表カクテル:チャイナブルー、トム・コリンズ、セックス・オン・ザ・ビーチ
ワイングラス
名前の通りワインを飲むためのグラスで、赤ワイン・白ワイン・シャンパンごとに適したグラスがあります。
ワインベースのカクテルに使用されることが多いです。グラスによって、ワインの味が変わるとも言われています。
代表カクテル:カーディナル、キール、アップル・プラン
最適なグラスで最高のカクテルを
カクテルは適したグラスを使用することで、より味を美味しくさせる効果があります。適材適所と言えますね。
自宅用にグラスを揃えたいという方は、ぜひ参考にしてください。