
バーで一杯目にどんなカクテルを飲むか迷ってしまう方も多いと思います。好きなお酒を選ぶのがベストですが、いくつかのポイントを押さえることで一杯目のカクテルを悩まず決めることができます。
度数の低いロングカクテルがおすすめ
一杯目のカクテルを選ぶうえでポイントになるのはアルコールの度数です。カクテルにはショートカクテルとロングカクテルがあります。ショートカクテルはシェーカーで氷とアルコールをシェイクした、量が少なくアルコール度数が高いカクテルです。一方でロングカクテルはベースのお酒をソーダやジュースで割ったもののことを言います。
ショートカクテルは氷とアルコールをシェイクして作られ、冷たいうちに楽しむのがマナーとなっています。そのため強いショートカクテルを一杯目に頼むと体が慣れていないため酔いやすく、その後のカクテルを楽しめなくなってしまう可能性があります。
一杯目にロングカクテルを選ぶことでお酒をゆっくりと体になじませ、その後のカクテルの味を楽しむことに繋がります。代表的なロングカクテルといえばカンパリオレンジやジントニックなど、居酒屋などでも置いている物が多いですが、バーで飲むカクテルはお酒の種類や氷の質、果汁もフレッシュのものを絞って作ったものが多く、味わいが違います。バーテンダーの腕やお店によっても多少味が異なるため味覚が研ぎ澄まされている一杯目にロングカクテルを楽しみましょう。
シンプルなカクテルを選ぶ
一杯目はまだ酔っていないため、お酒の味をしっかりと味わうチャンスでもあります。ジンをベースにしてレモン果汁と砂糖、ソーダを加えるシンプルなジンフィズは、シェイクやステアの技術など、カクテルを作る上での基本の技術がすべて詰まっています。
お店やバーテンダーの技術を見ることができるシンプルなレシピで基本的な技法を使ったジンフィズは一杯目に味わうのにふさわしいカクテルと言えます。
おまかせ、は好みを伝えるのがポイント
バーではメニューを置いていないことも珍しくありません。メニューがあれば好みのものを選べばよいですし、お酒に詳しければ好きなものを頼めば良いでしょう。いつも一杯目に頼んでいる好みのお酒があればそれを注文してもよいでしょう。ただ、あまりお酒に詳しくないときはバーテンダーにおまかせするのも一つの方法です。おまかせにするときにもポイントがあります。
常連のお客であればおまかせと言えばいつも注文するメニューから好みに応じて作ることも可能ですが、初めて行ったバーであれば特に、自分の好みを伝えることが大切です。バーテンダーは常にお客様にあったお酒が楽しめるように配慮しています。まったく好みがわからないお客様にカクテルを作るのはプロのバーテンダーでもとても難しいでしょう。
おまかせで頼む場合は飲み口が甘いものや辛いもの、フルーツを使ったもの、その日の体調や気分など自分の好みを伝えながら相談すればなるべく好みに合ったカクテルを作ってくれます。いくらお酒を飲む場所でもバーで深酔いしてしまうのはマナー違反です。好みを伝える段階でお酒に強いかそんなにそこまで伝えておくとよいでしょう。
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