
ウォッカと聞くとまず浮かぶのがアルコール度数が高いお酒というイメージではないでしょうか。しかし実はいつも飲んでいるカクテルもウォッカをベースにしたものが多いことが分かります。ウォッカを使った様々なカクテルをご紹介します。
ウォッカとは?
ウォッカはもともとロシアで生まれたお酒で、ライ麦や大麦に麦芽を合わせて糖化させ、発酵と蒸留を経て作られています。現在ではじゃがいもやトウモロコシを主原料として作られ、ロシアだけでなく全世界で楽しまれています。
冬の寒さが厳しいロシアではアルコール度数が高いウォッカをそのまま飲んで体を温めることもあるようですが、ウォッカの特徴はそのクセのなさです。白樺の炭でろ過することでクセが取り除かれるため、どんな果汁とも相性がよく、様々なカクテルに合わせやすいお酒であると言えます。
ウォッカはジン、ラム、テキーラと並んで世界4大スピリッツのひとつにあげられます。
ウォッカ・トニック
その名の通り、ウォッカをトニックウォーターで割ったカクテルです。シンプルな組み合わせだけにウォッカと氷の質にこだわりたいところです。トニックウォーターがスッキリと爽やかでキリット辛口ののど越しです。濃さはウォッカの量で調整しましょう。レモンやライムのスライスを加えて香りを添えましょう。
モスコミュール
モスコミュールはウォッカを使ったカクテルでも最も有名なカクテルのひとつです。日頃モスコミュールを飲んでいてもウォッカを使っているとしたない方もいるかもしれませんね。ハリウッドのレストランで「モスクワの強情」という意味の名前で生まれました。
ウォッカとジンジャーエールのすっりとした辛味、仕上げにライムジュースで全体を飲みやすくまとめます。ライムジュースは絞りたてを使うのがおすすめです。
ソルティ・ドッグ
ソルティ・ドッグとはイギリスでは甲板員の意味を持ち、甲板員が甲板で塩が出るほど必死になって働いていることからこの名前が付いたと言われています。グラスのふちにまぶした塩が特徴で、雪が付いたような見た目からこのようなカクテルをスノースタイルと呼びます。
塩をグラスに付けるのは、ソルティ・ドッグのグレープフルーツの味に甘みを感じさせるためです。塩はマルガリータソルトと呼ばれる特殊な技術でフレーク状にしたものを使うのが一般的です。塩と合わせて味を楽しむのが一般的ですが、塩が苦手な場合は塩を付けないブル・ドッグがおすすめです。
スクリュー・ドライバー
オレンジジュースにウォッカを混ぜ合わせたスクリュー・ドライバーはそのねじ回しという名前の通り、オレンジの果汁とウォッカをドライバーで混ぜたことからその名がつきました。オレンジジュースを使っているため飲みやすく感じますが、ウォッカの分量が多いため、アルコール度数は高めで強いカクテルです。口当たりがよく飲みやすいですが、酔いが回るのが早いため飲むペースに気を付けて楽しみましょう。
どんなカクテルにもアレンジ自在なウォッカ
いかがでしたか。ウォッカはクセがなどんなものとも相性がよいためカクテルのバリエーションが豊富ですね。あなたのお好みのウォッカを使ったカクテルを見つけてくださいね。