
皆さんはホワイトレディというカクテルをご存知でしょうか。
ホワイトレディは、ジンベースのショートカクテルで透明感のある白いカクテルです。
ホワイトレディはベースを変えるだけで様々なカクテルに変身するカクテルなので、バーテンダーがショートカクテルのレシピを覚える際に、基本とされるカクテルでもあります。
その辺の話も含めて、今回はこのホワイトレディというカクテルについてご紹介していきたいと思います。
ホワイトレディの作り方
ホワイトレディの材料であるドライジン、コアントロー、レモンジュースをすべてシェーカーに入れ、テイストを確認した後でシェーカーに氷を入れます。
15~20回ほどハンドシェイクをして、冷えたカクテルグラスにカクテルを注ぎ入れます。お好みでレモンピールやオレンジピールを振りかけて完成です。
カクテル名の由来
ホワイトレディ(白い貴婦人)という名前のこのカクテルがなぜそう呼ばれるようになったのについては諸説あります。
その中でも有名な話が、1840年、エディングドレスに白を用いた最初の人物であると言われているイギリスのヴィクトリア女王が、白いウエディングドレスを着たイメージからこのホワイトレディが誕生したと言われています。
ベースを変えれば他のカクテルに大変身
なぜホワイトレディがショートカクテルを作る上で基本になるかというと、このレシピさえ覚えてしまえば、ベースのお酒を変えるだけで様々なカクテルを作ることが出来るからなのです。ドライジンをウォッカに替えると「バラライカ」、ラムに替えると「XYZ」、テキーラに替えると「マルガリータ」、ブランデーに替えると「サイドカー」。
このレシピひとつで、こんなにも沢山のショートカクテルを作れるということですね。
なりたてのバーテンダーさんや、趣味でカクテルを作りたいという人は、ぜひこのレシピから覚えてみてレパートリーを増やしていくことをおすすめします。
ホワイトレディの味は?
ドライジン、コアントローともにアルコール度数の高いおさけなのですが、コアントローがオレンジ系のリキュールのせいか、そこまで飲みにくさは感じません。
口当たりが良く爽やかなので、気付いた時には結構酔っているかも・・なんてこともありそうなカクテルですね。
ホワイトレディをより楽しむために
ホワイトレディはショートカクテルなので、そこまで時間をかけて飲むカクテルではありませんが、カクテルだけだと飲みにくい、という人のためにこのカクテルに合うおつまみなどと合わせていただくのも良いかと思います。
爽やかな味わいのカクテルなので、一番のオススメはオリーブでしょうか。
爽やかなホワイトレディと、オリーブの塩味との相性がとても良いです。
また、チーズにしょうゆ豆などをかけたちょっと和のテイストの入ったおつまみも良いかもしれません。お新香なども塩味という部分では共通しているので合うと思いますよ。
変幻自在に楽しんで
ドライジンベースの爽やかなカクテル、ホワイトレディについてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
知名度は高くないのでなかなか飲む機会のないカクテルかもしれませんが、他のメジャーなショートカクテル(サイドカーやバラライカ)の親戚だということを、知って頂けたと思います。スピリッツを飲み比べるなどの意味でも、ぜひこのホワイトレディをオーダーして頂ければと思います。