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自宅の氷とバーの氷は違う?!カクテルの味に与える影響とは

約 4 分
自宅の氷とバーの氷は違う?!カクテルの味に与える影響とは

カクテルを作る時に、絶対に必要不可欠な要素の一つに氷があります。ですが、氷にも品質があるということをご存知でしたか?実は、自宅の冷蔵庫で作れる氷と、バーで使っている氷の品質には違いがあるんです。品質が違うと、カクテルの味はどう変わるのか?自宅で作った氷でも、できるだけ美味しいカクテルを作るためには何ができるのか?紹介したいと思います。

自宅で作った氷と、プロが使う氷

水は0℃で凍り始める、ということは学校で教わったかと思います。一般的な家庭用冷蔵庫の製氷機・冷凍庫の中はマイナス4℃になっています。つまり、自宅で作った氷は「マイナス4℃の氷」なんです。一方、プロのバーテンダーが使っている氷は、業務用の製氷機で作られた氷です。業務用の製氷機は内部がマイナス20℃に保たれています。そう、プロは「マイナス20℃の氷」でカクテルを作っているんです。

氷の品質

では、なぜプロはマイナス20℃の氷を使ってカクテルを作っているんでしょうか。カクテルを作る時、氷は液体を冷やすために使われます。ところが、氷本来の性質として、他の物を冷やすと、氷自体は溶けて水になってしまいます。つまり、カクテルを作る段階で、グラスに入れた材料の他に、氷が溶けてできた水が混じってしまうことは避けられないのです。しかし、氷が溶けてしまったカクテルは水っぽくて、美味しくありません。美味しいカクテルを作るためには、しっかりと冷やしつつも氷が溶ける量は最小限に抑えることが必要です。マイナス20℃の氷はマイナス4℃の氷よりもカクテルを冷やす力が大きく、また溶けて水に変わりにくいため、品質が高い氷であると言えます。

自宅の氷でも美味しいカクテルを諦めない!

では、自宅で作ったマイナス4℃の氷では美味しいカクテルを作ることはできないの?というと、そんなことはありません。自宅でも、なるべく氷を溶かさず、水っぽいカクテルにならないように、工夫できるポイントがあります。

氷は事前に洗ってから使う

冷凍庫から出したばかりの氷の表面には小さな氷の結晶が霜のようにうっすらとついています。この小さな氷の結晶は非常に溶けやすいため、このまま使えばカクテルが水っぽくなる原因になってしまいます。そこで、冷凍庫から出した氷は冷水でさっと洗って、軽く水気を切ってから使う、というテクニックが役に立ちます。冷水でさっと洗うだけでも氷の表面に付着していた小さな結晶は溶けてなくなってしまいますから、溶けやすい部分だけを取り除いた、氷の溶けにくい部分だけでカクテルを作ることができます。

手際の良さを意識して

氷を事前に洗っておいても、カクテルを作るのにもたもたしてしまっては、少しずつ氷は溶けてしまいます。なるべく手際よく、最短時間でカクテルを完成させられれば、氷が溶けるのは最小限に抑えられます。カクテルを作る前に必要な道具は使いやすいように並べておく、手元のスペースには余裕を持っておく、レシピは事前に確認しておく、といった小さな積み重ねをすることで、カクテル完成までの時間をなるべく最短にすることができるでしょう。

溶けない氷

ステンレスやセラミック、あるいは清潔な岩石を四角い氷の形にしたものが「溶けない氷」として販売されています。これをあらかじめ冷凍庫でマイナス4℃に冷やしておき、水で作った氷の代わりに使えば、カクテルはきちんと冷やせて、かつ水っぽくて味気ないカクテルになってしまうことを避けられます。しかし、シェイクして作るカクテルには不向きです。材質によってはシェイクの途中で溶けない氷が砕けてしまう可能性もありますし、氷よりも硬いステンレスはシェイカーにダメージを与えてしまうかもしれません。当然、ブレンドするカクテルにも使うことはできません。ステアやビルドで仕上げるカクテルに限って、溶けない氷を使うというテクニックもあります。

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