
生のフルーツをすりつぶすなどしてカクテルに使うフレッシュフルーツカクテルは、フルーツ本来の香りと味、そしてその時々の旬を感じることのできるカクテルです。様々なフルーツがカクテルに使われていますが、中でもカクテルに使いやすいフルーツをピックアップして5つ紹介します。
オレンジ
オレンジジュースとしてカクテルの材料になることの多いオレンジ。もちろんフルーツを使ってカクテルを作ることもできます。品種によって味に特徴があるので、それぞれのカクテルに合った品種を選ぶ楽しみもあります。一般的に、バレンシアオレンジは酸味、ネーブルオレンジは甘味が強いと言われています。スクイーザーで搾った果汁を使ってもいいですが、ボストンシェイカーがあれば、1/2に切ったそのままのオレンジをペストルで潰して果汁を搾り、シェイクして使うこともできます。また、果肉を残らず味わうなら、皮を剥いたオレンジをブレンダーにかけて、オレンジジュースの代わりに使ってもOKでしょう。
グレープフルーツ
オレンジと並んでカクテルによく使われているフルーツジュースがグレープフルーツジュースです。これももちろんオレンジと同様、生のフルーツを使っても大丈夫。果肉を生で齧って酸味が強いと感じても、シェイクすることで味がまろやかになるため、使いやすいフルーツと言われます。季節による味わいの違いも楽しんで。
キウイ
果肉の緑が鮮やかなキウイは、見た目も鮮やかなカクテルに仕上がります。香りのパンチが弱い分、お酒との相性が分かれるところ。完熟の状態まで放置して、甘みが立った果肉を使うといいでしょう。使う時は皮を剥き、ボストンシェイカーの中でペストルを使ってしっかりとすりつぶしてからどうぞ。
ぶどう
巨峰やマスカットが狙い目。ハンドジューサーに粒ごと入れて果汁を搾って使うといいでしょう。原材料にブドウが使われているシャンパンとも相性抜群。新鮮なブドウの果汁と合わせれば、果汁由来の甘さが引き立つ飲みやすいカクテルに仕上がります。
イチゴ
食べると甘みが強いイチゴですが、カクテルに用いるとなると案外「もう少し甘みが欲しい」と感じることも。必要に応じてガムシロップや砂糖を加えて補ってあげるといいですが、味を見ながら慎重に足してあげてください。ボストンシェイカーにイチゴを入れてペストルで潰してシェイクするか、果実と他の材料を入れてブレンダーにかけても。
フルーツカクテルってどう楽しめばいい?
とはいえ、果実を使ったカクテルってどう作ったらいいかわからない!という方も多いことでしょう。最も簡単なのは、マティーニにする方法。ボストンシェイカーに果実(果肉)を入れ、ペストルで潰したら、ジンを45mL加え、氷で満たしてシェイク。果汁の味が素直に味わえるカクテルに仕上がります。フルーツの風味をダイレクトに味わえるだけに、その季節ごとの旬のフルーツを味わうにはもってこいです。シャンパンなどで割るなら1:1をベースに、好みに合わせてバランスを変えたり、甘みを補ったりしてみるといいでしょう。フローズンカクテルにするなら、ラムをベースに、クラッシュアイスと果実などを加えてブレンダーにかけることを考えてみてはいかがでしょう。