
キューバ・リブレはキューバの国として誕生することを祝って生まれたカクテルです。生まれてから100年以上が経過した現在でも広く世界中で愛されているロングカクテル、キューバ・リブレについてご紹介します。
目次
キューバ・リブレとは?
キューバ・リブレの歴史をひも解くと、キューバのくにの誕生と深く関わっていることが分かります。1898年に始まった米西戦争でアメリカが勝利し、それによってキューバがスペインから独立して晴れて国としてスタートを切ることになりました。
国として発足したばかりのキューバを助けようとキューバを訪れたアメリカの軍人が持ち込んだコカ・コーラとキューバで愛されていたラムを組み合わせました。このカクテルを飲んだアメリカ軍人はキューバの自由、の意味を持つ”Cuba Libre”と声を発したことからこの名前が付いたと言われています。
コーラのカラメルのような甘さとラムの香りがマッチして甘く飲みやすいのが特徴です。もちろん、全体を引き締めるのがライムジュースで、これを入れることですっきりと飲みやすくなります。
カクテルは、キューバの国の歴史とともに歩んできたと言えるのです。
キューバ・リブレの基本の作り方
氷を入れたタンブラーにホワイト・ラムを45mlほど注ぎます。そこに絞りたてのライムジュースを10ml加え、グラスをコーラで満たし、軽くかき混ぜて出来上がりです。
ライムは絞りたての方が香りがよいため出来れば絞りたてを使いましょう。コーラを入れてかき混ぜる際は静かに炭酸が抜けないように混ぜるのがおいしいキューバ・リブレを作るポイントです。
キューバ・リブレの様々な呼び方
日本での呼ばれ方は英語のCubaとスペイン語のLibreが混ざったキューバ・リブレが主ですが、他にもいくつか呼び方があるのでご紹介します。英語風だとキューバ・リバー、スペイン語風ではクーバ・リブレやクバ・リブレなどと呼ばれることがあります。
本来、キューバの独立を祝ってこのカクテルが生まれた時は、クバ!リブレ!と口々に叫ばれたといいます。
キューバ・リブレとラム・コークの違い
キューバ・リブレによく似たカクテルに、ラム・コークがあります。どのような違いがあるのでしょうか。いくつかの説がありますが、キューバ・リブレがホワイト・ラムにライムを絞ってコーラを満たして作るのに対して、ラム・コークに使うラムはホワイトラムかダークラムかの厳密な指定はありません。さらに、キューバ・リブレはライムジュースを絞るのに対して、ラム・コークはライムやレモンを絞る場合とそうでない場合、厳密な決まりはありません。
ホワイトラムもライムもキューバの名産であることから、キューバ・リブレとのつながりが強いと言えそうです。
キューバ・リバーでキューバに想いをはせて
キューバ・リバーの誕生にはひとつの国が生まれた喜びが込められていましたね。地元の名産、ホワイト・ラムとライムを使っているところもキューバ・リバーがその後も長い間に渡って世界中でキューバを印象付ける理由になったのではないでしょうか。それまではなかった自由を手に入れたキューバ国民の喜びに想いをはせつつ、キューバ・リバーを楽しんでみるのはいかがでしょうか。
ヨーグルトを使ったカクテル
カクテルの中でもヨーグルトのリキュールを使ったものはデザートのような感覚で楽しめる人気のカクテルです。ヨーグルトのさっぱりとした風味はトニック・ウォーターやジュース、他のアルコールなどどんなものとも相性がよく、飲みやすいのが特徴です。リッチなコクがアルコールを感じさせないのも人気の理由ではないでしょうか。ヨーグルトの爽やかですっきりとしたカクテルのバリエーションをご紹介します。
ヨーグルト・カクテルに使われるリキュール
ヨーグルト・カクテルに使うリキュールで有名なものがヨーグリートです。プレーンヨーグルトのおいしさを凝縮し、ヨーグルトが本来持つ爽やかさとコクが、カクテルベースに最適です。ヨーグルトのさっぱりとした味わいと親しみやすいその味は女性にも人気のカクテルベースです。
ヨーグルトにフルーツを入れて楽しむような感覚でヨーグルト・カクテルにジュースやフルーツ・リキュールを混ぜることでバリエーションは無限に広がります。フルーツと混ぜるとかわいらしいパステルカラーのカクテルを作ることができ、その可愛らしい見た目も人気の理由です。
ヨーグルト・ミルク
まず試したいのが身近な牛乳を使ったカクテルです。ヨーグルトと牛乳の乳製品同士の組み合わせは牛乳のまろやかなコクとヨーグルトのさっぱりとした味わいがお互いに良いところを引き出しあった、いくらでも飲み進められるおいしさです。お酒が弱い女性にも人気のヨーグルト・カクテルです。
リッチでミルキーな甘さとコクが魅力です。
ヨーグルト・オレンジ
ヨーグルト・リキュールとオレンジジュースを合わせたヨーグルト・オレンジはさっぱりとしたオレンジジュースとヨーグルトのコクとまろやかさがマッチしたカクテルです。とろりと濃厚なその口当たりは満足度が高く、フルーツ味のヨーグルトドリンクのような味わいです。果肉入りのオレンジジュースを加えれば、粒々とした食感が楽しめます。
オレンジジュース3に対してヨーグルト・リキュールを1ほど加えてグラスの中でステアします。
マンゴヤン・ラッシー
インドなどで親しまれているヨーグルトドリンク、ラッシーをイメージしたカクテル、マンゴヤン・ラッシーはマンゴーを使ったリキュールとヨーグルトリキュールの鉄板の組み合わせのカクテルです。さっぱりとしたヨーグルトにマンゴーの濃厚な甘さが程良く、そのまま飲んでもよし、ソーダで割ってさっぱりと飲むのもよし、牛乳を入れると濃厚な味が楽しめ、アレンジが楽しめるラッシーです。
ヨ―グリート・ジンジャー
意外な組み合わせながら一度飲むと虜になる人が多いのがヨーグルトとジンジャーを合わせたヨーグリート・ジンジャーです。濃厚なヨーグルトのまろやかさにジンジャーエールのスッキリとした炭酸と辛味が加わって飲みやすいカクテルです。
ジンジャーエールの甘口や辛口など味を変えることで表情が変わるカクテルです。好みの飲み口のジンジャーエールで試してみてください。
ヨ―グリート・パイン
フルーツとヨーグルトの組み合わせははずれがありませんが、中でも良く合うのがヨ―グリートパインです。パインの甘い南国の香りにヨーグルトのコク、酸味が加わって濃厚なパイナップルヨーグルトのデザートのようなカクテルです。