
みなさんは普段ウイスキーをどのようにして味わっていますか?ウイスキーにはストレ―トやロック、トワイスアップなどの飲み方がありますが、カクテルに使うという味わい方もあります。ウイスキーはそのまま飲むイメージが強いお酒ですが、カクテルにして他の材料と混ぜることによって、よりウイスキーを味わうことができます。
今回は、そんなウイスキーを使った自由度が高くて味わい深いカクテルを3つご紹介します。ぜひウイスキーが好きな人もカクテルが好きな人も、ウイスキーカクテルを飲んでみてください。
目次
『ゴッドファーザー』
ゴッドファーザーは小説『ゴッドファーザー』にちなんで作られたと言われるカクテルで、アーモンド風味のリキュールアマレットが香り立つ香ばしいカクテルです。ウイスキーを使っていますがアマレットの甘みが前面に出ているので、ウイスキーが苦手な人にもおすすめできるウイスキーカクテルです。
ゴッドファーザーに使うウイスキーには決まりがないので、スコッチウイスキーでもバーボンでも使うことができます。グレンモーレンジやブルイックラディなどのフルーティーなシングルモルトを使うとウイスキーの香りが高く、ジョリーウォーカーやデュワーズなどのブレンデッドウイスキーを使うとアーモンドがよく引き立つカクテルに、強い樽の風味のあるバーボンを使うと甘いアマレットと調和したカクテルになります。
ゴッドファーザーの材料
・ウイスキー 7/10
・アマレット 3/10
ゴッドファーザーの作り方
①氷を入れたオールドファッションド・グラスに材料を入れる
②よくステアする
『ラスティ・ネイル』
ラスティ・ネイル(rusty nail)は英語で’錆びた釘’という意味を持つカクテルで、錆びた釘のような赤茶色が特徴です。ラスティ・ネイルにはウイスキーの他に、スコットランドのハイランド地方で作られるリキュールのドランブイが使われていますが、ドランブイは濃厚なはちみつのような甘さがあるので、超甘口のカクテルに仕上がります。ただし、ドランブイはモルト・ウイスキーをベースに作られるリキュールなので、ラスティ・ネイルのアルコール度数は40度前後とウイスキーストレ―トとほぼ変わらない強さになります。甘さとアルコール度数のギャップが大きいので、飲みすぎには注意しましょう。
また使用するウイスキーには、スコッチウイスキーを用いるという指定がありますが銘柄には決まりがなく、選ぶスコッチウイスキーによって味が大きく変わります。バニラやキャラメルのような甘みのあるウイスキーにするとより深い甘みのラスティ・ネイルに、ピート香やヨード香、スパイスの効いたウイスキーにするとよりビターな味わいのラスティ・ネイルになります。
ラスティ・ネイルの材料
・スコッチウイスキー 45ml
・ドランブイ 15ml
ラスティ・ネイルの作り方
①氷を入れたオールドファッションド・グラスに材料入れる
②よくステアする
『オールド・ファッションド』
オールド・ファッションドはアメリカで作られたとされるウイスキーをベースとしたカクテルで、ウイスキーとビターズ、角砂糖と飾り用フルーツというシンプルな材料で作られています。ジンプルな材料だからこそアレンジがしやすく、飲み方も自由度が高いです。
オールド・ファッションドに使用するウイスキーはバーボンという指定がありますが、特に銘柄の指定はありません。バニラやナッツのような芳香な香りのワイルドターキーを使って香り深くしたり、どんなカクテルにもなじみやすいI.W.ハーパーを使って飲みやすくしたり、やわらかい口当たりのメーカーズマークを使ってバランスをよくしたりと、お気に入りのオールド・ファッションドを作ることができます。
オールド・ファッションドの材料
・バーボンウイスキー 45ml
・ビターズ 2dash
・角砂糖 1個
・お好みでスライスオレンジ、マラスキーノチェリー
オールド・ファッションドの作り方
①オールドファッションド・グラスに角砂糖を入れる
②グラスにビターズを入れて、角砂糖に染み込ませる
③氷を入れて、ウイスキーを注ぐ
④お好みで飾りを付け、マドラーを添える