
コーヒーリキュールとは、文字通りコーヒーを使ったリキュールの総称です。コク深く、コーヒーを凝縮したような、苦みと甘味のコントラストを活かした味わいと香りは、カクテルやカクテルを楽しむときのお供にも利用されています。
そんなコーヒーリキュールを使用したカクテルの中から、おすすめのカクテルを3種類、厳選してご紹介します。
目次
風味豊かな大人のカフェオレ!カルーア・ミルク
コーヒーリキュールのひとつ・カルーアを牛乳で割った「カルーア・ミルク」は、1970年代アメリカで生まれたカクテル。当初はカルーアに生クリームを浮かべ、食後のデザートドリンクとして楽しまれていましたが、時代の変化と共にロックグラスにカルーアと牛乳を1:3ほどの割合で作る、飲みやすいカクテルに変化しました。
サトウキビの蒸留酒にコーヒー豆を焙煎した芳ばしさを加えた、甘やかな味わいは女性に人気。アルコール度数がビールより低いといった点も、女性に人気のカクテルとなったひとつの要因でしょう。
そんなカルーア・ミルクは、温かい牛乳で作ればホットでも楽しムことができます。アルコールに弱い方はホットで作る場合、アルコールの香りが強く出ますのでカルーアの量を少なめに。カルーアに温めた牛乳を注ぎ、軽くステアしてフォームドミルクをのせ、好みでシナモンパウダーを少量かければお洒落なカフェスタイルに。甘さを控えたい方は、牛乳にインスタントコーヒーを溶かして混ぜると、コーヒーのビターな風味をプラスできます。
甘くてストロング!ダーティな魅力を放つブラック・ルシアン
「ブラック・ルシアン」とは、ウオッカにコーヒーリキュールを混ぜたカクテルで、ルシアンとはロシア人を意味します。ロシアで生まれたカクテルではありませんが、ロシア人が好むウオッカとコーヒーリキュールを混ぜることから、ルシアンという名前がつけられたんだとか。ウオッカとコーヒーリキュールの割合は2:1で、氷の入ったグラスに満たして提供します。
また、ブラック・ルシアンに生クリームを適量落とすとホワイト・ルシアンというカクテルになり、さらに濃厚な味わいに。他にもコーヒーリキュールとスピリッツを合わせたカクテルにはバリエーションがあり、テキーラと合わせればブレイブ・ブルというカクテルに、ブランデーと合わせればダーティー・マザーというカクテルになります。
どのカクテルもアルコール度数は高めなので、甘い口当たりに惑わされないよう、飲み過ぎに注意が必要ですね。
甘くまろやかな香りにほのかな苦味!カルーア・ウーロン
コーヒーリキュールを使ったカクテルは甘味が強く濃厚な味わいが多いので、続けて飲むのはちょっと辛い方もいらっしゃるかもしれません。そんな方におすすめなのが「カルーア・ウーロン」です。カジュアルなネーミングですが、これも立派なカクテル。ロンググラスに氷を満たし、カルーアを45ml入れ烏龍茶を満たし、よくステアしたらできあがりです。
その味わいは、コーヒーリキュールを使用したカクテルにもかかわらず、どちらかといえば紅茶に似ています。カルーアの甘さを烏龍茶のさっぱり感がほどよく中和することで、醸し出されるエキゾチックな風味は男性にもおすすめ。少し目先を変えたいときにもおすすめのカクテルです。
カクテルだけじゃない!コーヒーリキュールの楽しみ方
甘く香り高いコーヒーリキュールはカクテルだけでなく、パンケーキやパウンドケーキなどのスイーツにも利用されます。また、マスカルポーネチーズにコーヒーリキュールを少量回しかけ、クラッカーを添えれば、カクテルにピッタリのおつまみとしてもおすすめです。コーヒーリキュールの豊潤な香りを楽しみましょう。