日本でも90年代に女性を中心に人気を博した「カルーア」は、コーヒーの香り高さとコクのある甘味が味わえるコーヒーリキュールです。とろりとクリーミーな甘味は女性にも飲みやすく感じられ、地元メキシコで栽培されたアラビカ種のコーヒーを丁寧に抽出した、アルコールを感じさせない香り高さが魅力。濃厚な味わいは個性の強い材料と合わせても負けない力強さを持つので、カクテル以外にもお菓子作りに利用されます。
そんなカルーアは、しっかりシェイクすることで他の材料とまろやかに融合し、香りが花開きます。では、シェイクで作るカルーアのレシピをご紹介します。
目次
メキシコの高地に降る雪 ニエベ・メヒカーナ
- シェイカーにカルーア45ml・生クリーム45ml・牛乳30mlを入れます。
- 氷適量を入れシェイクし、氷を満たしたオールド・ファッションド・グラスに注ぎ、できあがり。
生クリームのふんわりとした口当たりは、まるでさらさらと積もる雪のよう。そんなニエベ・メヒカーナは“メキシコの高地に降る雪”という、ロマンティックな意味が込められています。
その味わいはとろりと濃厚。ベルベットのような口当たりが最後まで続くので、忙しい女性の心を泡雪のようにふんわり包んでくれるカクテルです。
ビターコーヒーと甘味のカクテル エスプレッソ・マティーニ
- エスプレッソを淹れ、冷やしておきます。
- シェイカーにカルーア20ml・ウォッカ20ml・冷やしたエスプレッソ20mlを入れます。
- シェイクしカクテルグラスに注ぎ、できあがり。
“カクテルの帝王”マティーニのアレンジレシピです。コーヒーの香り高さやビターな味わいとカルーアの甘さが豊かな、大人のカクテルです。エスプレッソ・マティーニには他にもホワイトカカオを使ったレシピもあります。
灼熱の太陽感じるカクテル カルーア・コラーダ
- シェイカーにココナッツリキュール45ml・パイナップルジュース45ml・牛乳45ml・カルーア10mlを入れます。
- 氷適量を入れて強めにシェイクし、クラッシュドアイスを満たした大きめのゴブレットに注ぎます。
- チェリーとパイナップルを飾り、ストローを添えたらできあがり。
ココナッツリキュールを使ったカクテル“ピニャ・コラーダ”にカルーアを加えたカクテル。
カルーアはココナッツリキュールやココナッツミルクとの相性が良く、ココナッツミルクでも作れますが、人によっては濃厚になりすぎることがあります。ココナッツリキュールで作ったほうが、すっきりとまとまります。
セクシーな気分の夜に オーガズム
- シェイカーにドランブイ20ml・カルーア20ml・アマレット15ml・生クリーム15mlを入れます。
- 氷適量を入れてシェイクし、カクテルグラスに注いでできあがり。
スコッチに様々なハーブ・スパイスの香りを移したリキュール・ドランブイや、アーモンドの香りを持つリキュール・アマレットを加えた、複雑な香りが魅力のカクテル。しかし一般的にはドランブイを使うレシピは少なく、クリームリキュールを使うものが多いのですが、生クリームやカルーアの濃厚な味わいが強いので、あえてスパイシーな味わいのドランブイを使用しました。
まろやかな甘味の奥にハーブとスパイスの香りが感じられ、いろいろな味わいが楽しいカクテルです。
カルーアで自由に遊びましょう
カルーアといえばカルーアミルクというように、牛乳や生クリームと組み合わせたカクテルが多いのですが、フルーツやドランブイといった別角度の味わいを加えることで、味の幅が広がります。
エスプレッソでコーヒー風味を強めたり、ココナッツやアマレットでこっくり感を醸し出したり、たまにはロックでいただくのも濃厚さがクセになります。カルーアの濃厚さを活かして、自由に遊ぶつもりで楽しみましょう。