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ひとりの夜にミルク優しき大人のカクテル「カウボーイ」

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ひとりの夜にミルク優しき大人のカクテル「カウボーイ」

「カウボーイ」というカクテルをご存知でしょうか。ウイスキーを牛乳で割った簡単なカクテルで、やや辛口ながらもミルキーな優しさを感じられるカクテルです。

その味わいは、ウイスキーの薬っぽい香りや強いアルコールがミルクをプラスすることでまろやかになり、ウイスキーの豊潤な香りでミルクの臭みがキレイに消えてしまう、それぞれの材料の良いところだけを活かした独特の風味。自宅でも簡単に作ることができ、ホットでもアイスでも楽しめるのでおすすめです。

ではそんなカウボーイの基本的な作り方とアレンジレシピ、おいしいカウボーイを作るウイスキー・牛乳の選び方も合わせてご紹介します。

目次

アメリカ生まれのカクテル・カウボーイはアメリカンウイスキーを

カウボーイを作る際、おいしく作るためにウイスキー選びにはこだわりたいところ。カウボーイはアメリカ生まれのカクテルなので、やはりアメリカのバーボン・ウイスキーやテネシー・ウイスキー、モルト・ウイスキーがおすすめ。

大麦が51%以上を占めるモルト・ウイスキーや、トウモロコシから作られる甘く芳ばしいバーボン・ウイスキーは、ミルクの甘味を引き立てます。同じ大麦を使ったウイスキーでも、燻製香のあるスコッチ・ウイスキーではミルクのまろやかさが負けてしまいます。ウイスキーのクセが苦手な方なら、香りが穏やかなカナディアン・ウイスキー、燻製香のないアイリッシュ・ウイスキーがおすすめです。

以上をまとめると銘柄では、ジャックダニエル・ジンビーム・フォアローゼス・メーカーズマーク・カナディアンクラブあたりがおすすめ。ちなみにスコッチ・ウイスキーで作るカウボーイのことを、区別するために「ウイスキー・パンチ」と呼びます。

カウボーイの牛乳はまろやかなコク深めを

カウボーイに求める牛乳の役割は、ミルクらしい甘味と豊かなコク、まろやかさです。そのため、「成分無調整牛乳」や「調整牛乳」・「乳飲料」と表示されたものがおすすめ。よりミルクのまろやかさを求めるなら、脱脂粉乳・バター・クリームなどを生乳に加えて濃厚に仕上げた「加工乳」を選びましょう。

避けたいのは「低脂肪」「無脂肪」タイプの牛乳です。これらの牛乳ですとミルクの風味が薄く、ウイスキーの風味に負けてしまいます。

基本のカウボーイの作り方

  • コリンズグラスかタンブラー、ロックグラスに氷を満たし、ウイスキー45mlを入れます。
  • 牛乳105mlを注ぎ、好みで砂糖を混ぜ、よくステアしたらできあがり。

ウイスキーと牛乳の割合は好みですが、基本的には1:2がベストといわれています。

おすすめカウボーイのアレンジ2選

ミッドナイト・カウボーイ

真夜中のカウボーイというその味わいは、バーボンのアタックの強さとダークラムのカラメルに似た豊潤な香りを、生クリームの優しさがまとめているような、アルコール強めのカクテルです。

  • シェーカーにバーボン30ml・ダークラム20ml・生クリーム10mlを入れてよく振り、カクテルグラスに注げばできあがり。
  • 好みでブラウンシュガー適量を加えると、甘めの仕上がりに。

ホット・カウボーイ

温かいカウボーイはウイスキーの香りが強めに感じられますので、好みでウイスキーの量を減らしてください。

  • 牛乳120mlを温め、ウイスキー30mlを加えて混ぜればできあがり。
  • 好みでメープルシロップを加えてください。
  • 温めた牛乳を少量残しておき、フォームドミルクをのせて仕上げると、さらに口当たりがソフトに。
  • 牛乳を温める際、ナツメグを加えると牛乳の臭みが和らぎ、シナモンを加えると血行促進作用により、さらに身体が温まります。

ウイスキーと牛乳の不思議なカクテル・カウボーイを極めよう

ウイスキーと牛乳は意外な組み合わせに思えるかもしれませんが、お互いの良さを引き出す相性の良い組み合わせです。

材料が少ないので作りやすく、ここから様々なアレンジも楽しめそうですね。

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