ウイスキーベースの甘口カクテルとして知られるラスティネイル。ウイスキーそのものがあまり得意でない方でも飲みやすく、親しみやすい大人のカクテルです。レシピは非常にシンプルなのですが、それだけに腕の良し悪しが味に出るとも言えます。ポイントを押さえて、美味しいラスティネイルを作りましょう!
目次
ラスティネイルのレシピ
ラスティネイルはステアで仕上げます。材料に使うのはスコッチウイスキー45mLと、ドランブイ15mL。ただし、この比率は好みによって変えてよいとされていて、ウイスキーとドランブイの比率は1:1~3:1程度で調節するのがスタンダード。仮に1:1で作るなら、スコッチウイスキー30mL、ドランブイ30mLとなります。ドランブイはスコッチウイスキーをベースに、ハチミツやハーブなどを加えたもので、これがラスティネイルの甘さの秘訣。あらかじめ氷で冷やしておいたミキシンググラスに材料を注ぎ入れてステアしたら、ロックグラスに注いで完成です。
2つの材料をステアするだけ
スコッチウイスキーとドランブイをステアするだけのこのカクテル。レシピとしては究極にシンプルな部類なので、「いかに作るか」が味を大きく左右します。美味しいラスティネイルに仕上げるためには、押さえておくべきポイントが3つあります。
美味しいラスティネイルを作るための3つのポイント
グラス類は冷やしておこう
ステアする際に氷が溶けてしまっては、せっかくのカクテルが水で薄まって、味が悪くなってしまいます。氷をなるべく溶かさずに作業するためには、グラス類はすべて冷やしておくに限ります。氷だけを入れてステアし、氷が溶けてできた水は捨てておけば完璧ですが、手間を惜しむなら冷蔵庫で冷やしておくだけでも効果があります。ただし、冷凍庫は避けましょう。確かにグラスは冷えますが、霜がついてしまいます。霜は溶けて水になるため、霜をつけてしまうくらいなら、冷蔵庫でしっかり冷やせば十分です。
氷は買おう
家庭用の冷蔵庫で作った氷は、中心が白っぽくなっていますよね。これは、その部分の氷がゆるく、溶けやすいことを示しています。溶けにくい氷は、水の分子がきれいに整列していて、見た目上はガラスのように無色透明になります。市販の板氷やロックアイスは芯まで透明ですから、つまりは溶けにくい、質の高い氷ということになります。カクテルを作る時はこういった「良い氷」で作りましょう。特にラスティネイルはレシピがシンプルなだけに、水で薄まるだけでもみるみる味が落ちていきます。氷にもこだわることで、濃厚で味わいのあるラスティネイルに仕上がります。
配合のストライクゾーンを見つけよう
自分好みの味わいは、人によって異なるものです。ラスティネイルでも同じで、ドランブイの甘みが強い方が好みの人もいれば、あまり甘みが強すぎるのは苦手という人もいるでしょう。一般的にラスティネイルは、スコッチウイスキーとドランブイの比率が1:1~3:1と幅を持たされています。この中で、自分のストライクゾーンにあたる味わいを探してみましょう。1:1、2:1、3:1の3パターンを飲み比べてみるだけでも、自分の好みがわかると思います。せっかく自宅で作るのですから、自分が一番好きな配合で作りましょう。
ラスティネイルを楽しんで
ラスティネイルはレシピが非常にシンプルなので、作るのに時間はかかりません。だからこそ、美味しく仕上げるためのひと手間を惜しまずに作ってみてはいかがでしょう。慣れてきたら、材料とするウイスキーを選んでみるのも楽しいです。自分好みの究極のレシピが見つかりますように!