ウォッカと並び、最もポピュラーなスピリッツのひとつであるジン。そしてオレンジジュースも、カクテルに加えるフルーツジュースとしてはとてもポピュラーな部類です。この2つが揃えば、あとは簡単に手に入る材料でぐんぐんカクテルのバリエーションが増えていきますよ。ジンとオレンジジュースが主役になるカクテルを5つ厳選して紹介します!
目次
オレンジ・ブロッサム
ジン+オレンジジュース、と言えばこのカクテル。ジンにオレンジジュースを加えただけ、という、究極にシンプルなレシピを持ちます。それでも美味しいのはやはり、それだけジンとオレンジジュースの相性が抜群ということを物語っていると言えそうです。甘味と酸味のバランスが絶妙なオレンジジュースだからこそ、ジンの風味を引き立ててくれます。ジンとオレンジジュースの比率は好みに応じて変えて良いとされますが、中でもジン:オレンジジュースを2:1とするレシピがオーソドックスです。カクテルグラスでいただくならジン40mLに対してオレンジジュース20mLがちょうどいいでしょう。ただし度数は強め。さっぱりしていて飲みやすいからと言って、飲み過ぎないように気を付けてくださいね。
テキサス・フィズ
ジンとオレンジのシンプルなハーモニーを、もう少し軽めのアルコール度数で楽しみたければテキサス・フィズはいかがでしょうか。ジン45mLに対してオレンジジュース20mL、砂糖適量を加えてシェイクしてからコリンズグラスに注ぎ、ソーダでビルドすれば完成です。感覚的には、オレンジ・ブロッサムをソーダで割ったような味わいに近いでしょう。ぼんやりとした半透明のイエローという独特の色味に仕上がります。甘みの強いカクテルが得意ではない女性にもおすすめです。
オレンジ・フィズ
テキサス・フィズにレモンジュースをプラスすればオレンジ・フィズになります。具体的には、シェイクの段階でレモンジュース15mLをプラスしてあげましょう。あとはシェイカーからコリンズグラスに注ぎ、ソーダでビルドすれば完成です。レモンジュースが加わることで酸味が強まり、全体の味を引き締めてくれます。また、オレンジジュースとレモンジュースが加わっていることで、ジンそのものの主張は控え目になります。ジンの持つあの独特の風味があまり得意ではない、という方にもおすすめしやすいカクテルです。
ホノルル
最後に、ジンらしい辛口のカクテルを紹介しましょう。ホノルル、つまりハワイの州都で、南国をイメージさせる名前ですが、トロピカルカクテルではない、辛口の味わいが自慢のカクテルです。シェイカーにジン60mL、そしてオレンジジュース、パイナップルジュース、レモンジュース、シュガーシロップを1tspずつ、最後にアンゴスチュラ・ビターズを1dash加えてシェイクすれば完成です。フルーツジュースはどれもごくわずかなので、味付けというよりも風味付け程度。「マティーニ並み」と評されるほど、ジンの辛みが強いカクテルです。好みでカットパインやチェリーでデコレートしてもいいですね。
ジンの他にリキュールがあれば…
ジンの他にお酒をプラスすればレシピの幅はさらにぐっと広がります。リキュールをプラスしたレシピをちょっとだけご紹介します。
ゴールデン・デイズ
ジン30mL、オレンジジュース20mL、ピーチリキュール10mLをシェイクしたのがゴールデン・デイズ。オレンジジュース+ピーチリキュールと言えばファジーネーブルなので、ファジーネーブルにジンをプラスしたカクテル、と言えばイメージが湧きやすいでしょうか。甘みと酸味の相性が抜群なオレンジとピーチリキュールの2つを、ジンの辛みがぐっと引き締めています。後味でふっと香るピーチの香りと甘さが幸せな気分にしてくれます。
パラダイス
「パラダイス=楽園」なんて、名前だけで飲みたくなってしまいそうな名前のカクテルです。ジン30mLにアプリコットブランデーとオレンジジュースを15mLずつ加え、シェイクすれば完成します。深みのあるオレンジ色が何とも美しいのですが、味わいの上でもアプリコットとオレンジは相性抜群。鼻に抜けてくる芳醇な香りを楽しんでください。