皆さん、カクテルはお好きですか?カクテルが好きでもっと詳しく知りたい方や、仕事にしたい方もいらっしゃるかと思います。
そんな方にお勧めしたいのが資格取得を目的とした通信講座です。
カクテルに関する資格は様々あり、プロを目指しているわけでなくても気軽にカクテルの知識を深めることのできる資格もあります。
カクテルに関する資格と通信講座はどのくらい種類があるのでしょうか。
目次
カクテルに関する5つの資格
まずは、カクテルに関する資格がどのくらいあるのかをご紹介いたします。
そもそもそ資格ではどんなことが学べるのか、しっかりと見極めてから取得を目指しましょう。
カクテルソムリエ
- 主催協会:日本安全食料料理協会
- 申込方法:インターネットから
- 受験内容:在宅での筆記試験
- 受験料:10,000円(消費税込み)
カクテルソムリエは、カクテルに関する基礎知識、種類、作り方を学べる資格になります。
レシピからお酒の選び方まで学べる資格で、基本的なカクテルはもちろん、自分好みのカクテルも調合できる知識が得られます。
また、カクテルに使用するフルーツのカット方法まで学ぶことができます。
カクテルコンシェルジュ
- 主催協会:日本インストラクター技術協会
- 申込方法:インターネットから
- 受験内容:在宅での筆記試験
- 受験料:10,000円(消費税込み)
カクテルコンシェルジュは、カクテルに関する基本的な知識、作り方、技術の他、道具の選び方から学ぶことができます。
アルコール度数の調節方法や、好みの色を出すためのリキュールの選び方の知識も得られるため、実際に人に提供することをとても意識した資格です。
カクテルマイスター
- 主催協会:一般財団法人日本能力教育促進協会
- 申込方法:formieのホームページより
- 受験内容:在宅にて受験
- 受験料:25,000円(受講料込み)
カクテルマイスターは、カクテルが好きな大人が知っておきたいカクテルの歴史やバーでのマナーなどの知識を身につけたことを証明する資格です。
その日の気分、シーンに合わせたカクテルを選ぶ時の知識とカクテルの作り方を学ぶことができます。
カクテルアナリスト
- 主催協会:一般財団法人 日本能力開発推進協会(JADP)
- 申込方法:インターネットから
- 受験内容:在宅にて受験
- 受験料:5,600円(受講料別途)
カクテルアナリストは、カクテルに関する知識の証明し、職業能力と地位の向上を目的とした資格です。
カクテルの作り方、シェイカー技術のみならず、ワイン・ビール・ウィスキー・ブランデーなどの代表的なお酒の知識や歴史も一緒に学ぶことができます。
カクテルアドバイザー
- 主催協会:一般社団法人日本ホテルバーメンズ協会
- 申込方法:申込用紙をFAXもしくは郵送にて
- 受験内容:在宅にて受験
- 受験料:36,000円(受講料含む)
カクテルアドバイザーとは、一般社団法人日本ホテルバーメンズ協会が認定している資格です。
どちらかというとプロではなく純粋にカクテルを楽しみたい人向けの資格で、プロ向けの資格に比べれば難易度は高くないとのことです。
ただ、プロに比べて簡易的というだけで、カクテルに関する知識や技術はしっかりと学ぶことのできるものです。
カクテルに関する5つの通信講座
カクテルの資格といっても様々なものがあり、また認定している協会も違います。プロを目指しているのか、趣味程度なのかによってもどの資格を取得するか変わってきます。
それぞれの通信講座ではどのカクテルの資格を取得することができるのでしょう。
諒設計アーキテクトラーニング カクテルソムリエW資格取得講座/W資格取得スペシャル講座
- 受講料:59,800円(スペシャル講座は79,800円)
- 学習方法:紙媒体のテキスト、練習問題、模擬試験、添削課題(スペシャル講座は卒業課題)
- 取得資格:カクテルソムリエ、カクテルコンシェルジュ
こちらの通信講座では「カクテルソムリエW資格取得講座」と「カクテルソムリエW資格取得スペシャル講座」という講座があります。
なんと、スペシャル講座は最短2か月で「カクテルソムリエ」と「カクテルコンシェルジュ」の2つの資格が取得できるそうです。
カクテルソムリエは日本安全食料料理協会が認定している資格で、カクテルコンシェルジュは日本インストラクター技術協会が認定している資格です。
どちらも本格的にカクテルのことについて知識と技術を得られるものになっており、実際にバーテンダーを目指している方にとっては、一度触れておいて損はない資格です。
カリキュラムの一部を見ると、『カクテルとは何か』から、『フルーツカットの技法』『季節に合わせて材料を変える』などの他に、『予算を決めて作る』といったお店を出すことを考えている人向けの内容も含まれています。
趣味で深く知識を得たい人にはもちろん、将来バーテンダーとして独立したい人にも良い講座となっています。
また、「カクテルソムリエW資格取得スペシャル講座」を受講すると試験が免除になります。
日々の添削と卒業課題を提出することで試験免除になり、卒業と同時に2つの資格が取得できます。
本番に弱い方には至れり尽くせりの通信講座です。
SARAスクールジャパン カクテル基本コース/プラチナコース
- 受講料:59,800円プラチナコースは79,800円)
- 学習方法:紙媒体のテキスト、練習問題、模擬試験、添削課題(プラチナコースは卒業課題)
- 取得資格:カクテルソムリエ、カクテルコンシェルジュ
こちらの通信講座では、「カクテル基本コース」と「カクテルプラチナコース」という2つの講座があります。
プラチナコ―スを受講すると、なんと最短2か月で「カクテルソムリエ」と「カクテルコンシェルジュ」の2つの資格が取得できます。
カクテルソムリエは日本安全食料料理協会が認定している資格で、カクテルコンシェルジュは日本インストラクター技術協会が認定している資格です。
時間があまり取れない方でも、1日30分勉強時間が取れれば半年で資格が取得できるそうです。
こちらの講座も添削課題と卒業課題を提出するだけで試験免除となり、卒業時には2つの資格が取得可能となっています。
どちらも本格的にカクテルのことについて知識と技術を得られるものになっており、実際にバーテンダーを目指している方にとっては、一度触れておいて損はない資格です。
カリキュラムの一部を見ると、『カクテルとは何か』から、『カクテルに使う技法』『ベースに使用するお酒』などの他に、『予算を決めて作る』といったお店を出すことを考えている人向けの内容も含まれています。
趣味で深く知識を得たい人にはもちろん、将来バーテンダーとして独立したい人にも良い講座となっています。
また、「カクテルソムリエW資格取得プラチナコース」を卒業すると同時に資格が取得できます。試験が免除の講座ですので、絶対に資格を取得したい方や、早く取得したい方にはとてもお勧めです。
formie カクテルマイスター資格取得講座
- 受講料:25,000円
- 学習方法:教材がWebで閲覧できる
- 取得資格:カクテルマイスター
こちらの通信講座では、「カクテルマイスター資格取得講座」という講座があり、「カクテルマイスター」の資格を取得することができます。
カクテルマイスターは、一般財団法人日本能力教育促進協会が認定している資格です。
この通信講座の特徴は、教材が全てWebで閲覧できるというところです。
スマホからでもパソコンからでも、自分の好きな時に資格に関する知識を学ぶことができます。
1か月程度で資格が取得できる点も魅力の一つです。
この試験はWebで行うことができるので、会場に足を運ぶ必要はありません。
受講した方の口コミを見ると、『カクテルの歴史、その豊富な種類やレシピにアレンジは感動』『単体でも楽しめるお酒の知識もしっかりと得ることができた』との声が掲載されています。
説明文に『カフェやバー開業の進め方や資金・メニュー開発の具体的な知識まで、カフェやバー開業のノウハウなどの専門知識も講座内で学習できる』とありますので、実用性を兼ね備えた講座と言えます。
バーの開業を目指している人から、バーでのマナーを学びたい人まで知識を得ることができます。
資格のキャリカレ カクテルアナリスト資格取得講座
- 受講料:36,000円
- 学習方法:DVD
- 取得資格:カクテルアナリスト
こちらの通信講座は、「カクテルアナリスト資格取得講座」という講座があり、「カクテルアナリスト」の資格を取得することができます。
カクテルアナリストとは、一般財団法人 日本能力開発推進協会(JAPP)認定の資格です。
こちらの講座の特徴は、DVDが教材としてついてくるという点です。
読んだだけではわかりにくいところは、映像で確認をすることができます。4か月程度でカクテルアナリストの資格が取得できる講座となります。
テキストで学べるカクテルのレシピは150種類以上になります。資格取得が終了しても、このテキストはレシピの永久保存版としてとっておけそうです。
カクテルの他にワイン・ビール・ウィスキー・ブランデーなどの代表的なお酒の知識や歴史や、バーの運営ノウハウまで一緒に学ぶことができます。
初心者でも無理なく続けられるカリキュラムで、わからないところは講師に何度でも質問ができるそうです。
教材セットを紹介しているページでは実際のテキストのサンプルも見ることができるので、不安な場合は事前に確認もすることができます。
HBA
- 受講料:36,000円
- 学習方法:教本、資料、DVD、添削問題
- 取得資格:カクテルアドバイザー
こちらの通信講座は一般社団法人日本ホテルバーメンズ協会が直接開講している通信講座になります。取得できるのは「カクテルアドバイザー」の資格です。
こちらはカクテルアドバイザーの認定元である、「一般社団法人日本ホテルバーメンズ協会」が直接開講している通信講座です。
こちらの協会には実際に多くのバーテンダーが所属し、コンテストなども開催されています。
こちらは20歳以上であれば誰でも受講できますが、すでにHBA会員の方は取得できないそうです。
HPにその年の受講日程などが記載されていますので、興味がある方は確認してみてください。
通信講座についてHPには、『カクテルをライフスタイルに取り入れたい人やさらに仕事のスキルアップを目指す人などに最適な資格』と記載され、趣味でカクテルを作ってみたい人から仕事に生かしたい人まで学ぶことのできる資格です。
通信講座で取得した技術を活かせる仕事
通信講座で取得できる資格は数ありますが、その資格を趣味として活かしていくのか、それとも本格的に仕事の一部として取り入れたいのかは、人によって様々だと思います。
カクテルに関する資格はどのような仕事で活かすことができるのか、ご紹介していきます。
カクテルコンシェルジュ、カクテルソムリエ
通常バーに行くと、初心者にもやさしくバーテンダーがおすすめのカクテルを教えてくれます。
しかし、中にはバーに行くのも緊張する、一人だと恥ずかしい、カクテルについて詳しい人が周りにいない…と困っている人も少なくありません。
そこで、取得した資格を活かし、あくまでおすすめのカクテルをアドバイスする人、として報酬をもらうのです。
もちろん人としてある程度の信頼ができないと難しい職業にはなるかもしれませんが、行きつけのバーをある程度作っておき、そこに依頼人を連れていくようにすればバーテンダーからも顔なじみのお客さんということで安心感が得られます。
バーによってはコンシェルジュやソムリエを専属で雇っているところもあるようです。
個人で営業するよりもレストランなどの店舗と複数契約し、新メニューの開発時などにアドバイス、メニューの提供をする立場としても活かすことができます。
レストランでもカクテルを提供する場面は多く、その季節のメニューに合わせた限定のカクテルや、完全オリジナルのカクテルを年に何種類も提供しているところは珍しくありません。
専属のバーテンダーがいない限り、そういったところへアドバイスをして報酬を得る、ということも可能でしょう。
バーテンダー、バーオーナー
シェイカーの技術やリキュールの選び方など、きちんと学んだことを活かすなら最も適した仕事を言えるでしょう。
バーテンダーになることを目標に資格取得を目指す方もいるので、そういった方はいくつもの講座を受けてみるのもいいと思います。
また、もし働きたいバーが決まっているのなら、実際にそこに勤めているバーテンダーの方に相談してみるのもいいかもしれません。
もちろん資格を取得しているだけでは一人前のバーテンダーとは言えませんので、実際にカクテルを指定されて難なく作ることができるのか、リキュールや味の好みから最適なカクテルを作ることができるのか、予算内に収まっているか、季節に合っているかなど様々なことが要求されます。
また、バーテンダーといっても本格的なバーに勤めるのか、それともちょっとおしゃれなスナックなどに雇われて入るのかではまた状況が違ってくるでしょう。
最近ではアニメや漫画のキャラクターをイメージした、いわゆるイメージカクテルを提供するところも増えてきました。もしアニメなどの分野にも詳しいのなら、それ専門のバーをオープンさせてもいいかもしれません。
資格はあくまでバーテンダーに近づく一歩だと思って、チャレンジしてみましょう。
カクテルの教室を開講する
自分が講師となって、生徒にカクテルの知識や技術を伝える教室を開講する方法です。
いわゆるカルチャースクールの講師になります。
バーでのマナーについて教えるのか、それともカクテルの知識についてなのか、カクテルの作り方についてなのか、それぞれ需要も異なりますし、近くで同じような教室が開講されていないかも重要です。
また初期費用も大きくかかります。教室の場所代、教材代、カクテルの技術について教えるのであればシェイカーやリキュール代もかかってくるでしょう。
場所もキッチンスタジオのような場所を予約する必要があるかもしれません。
ですが、自分が得た知識や技術を人に教えられるというのは素晴らしいことです。
もちろん自分はそれ以上の経験を得てからでないと講師として人前に立つのは難しいかもしれませんが、それによって人脈が思わぬ方向に広がっていくこともあります。
人脈が広がるという点で、副業として土日にこういったカルチャースクールの講師を行っている人もいるようです。
自分で一から開講するとなるとかなり大変ですが、もともとカルチャースクールを取り扱っているところにカクテルの講座の開講を提案し、自分が講師として立つ人も少なくはありません。
オリジナルカクテルのレシピを世に出す
カクテルはお酒の種類によって無限大に作り出せるものなので、自分のオリジナルのカクテルを作って世に発信し、それで収入を得る方法もあります。
動画サイトなどに投稿して広告収入を得るもよし、レシピ本を出版するもよし、コンテストに応募するもよしです。
ただし人気になるにはただ美味しいだけでなく、見た目も提供の仕方も関係してくるので、コーディネートや色彩の資格もプラスしてあったほうがいいかもしれません。
まとめ
ご覧いただいたように、通信講座によって得られる資格、学ぶことのできる内容は違います。
自分がどんな知識を得たいのか、どのくらいの期間で得たいのかによって、どの講座を取得するか決めていきましょう。
また、カクテルに関する資格を活かせる仕事は複数あり、どれもカクテルが好きな人ならまさに天職ともいえる仕事ばかりなのではないでしょうか。
自分がこの資格を取って何をしたいのか、何ができるのか、決めてから資格取得にチャレンジしましょう。
例えば、趣味として自宅でカクテルを楽しんだり、パーティーで友達に振舞ったりするのがメインの人はお酒の知識とレシピを多く学べるものにしたほうがいいでしょう。
バーテンダーとして独立を考えている、あるいは就職したい方や、バーの経営を考えている方は、そういった経営ノウハウまで一緒に学べるもののほうがいいと言えます。
また、通信講座によって送られてくる教材にそれぞれ特徴があります。
スマホで手軽に学べるものの方がいいのか、しっかりテキストがあった方がいいのか、映像で見た方が学びやすいのか、人によって異なります。