グリーンスムージーやフレッシュな野菜ジュースなど、昔に比べておいしく手軽に野菜が摂れる時代となって久しいですが、そんなヘルシーブームはカクテル界にも押し寄せてきています。古くからブラッディ・マリーやレッドアイなど、トマトジュースを使ったカクテルを見かけることはありますが、近年フレッシュな野菜を使ったカクテルを見かけるようになりました。
そんな野菜を使ったカクテルを紹介します。
目次
キレイな赤のカクテル パプリカのキール
- パプリカ1/4個は網焼きにして皮をむき、ミキサーにかけてペースト状にします。
- フルートグラスにペースト状にしたパプリカ大さじ1杯分・カシスリキュール15ml・白ワイン60mlを入れ、よくステアしたらできあがり。
パプリカの甘味やフレッシュな香りはキールにピッタリ。ペースト状にした後に濾すと、さらにさらっと仕上がります。キールは氷を入れないので、できるだけすべての材料を冷やしておいて作るのがコツです。
また、白ワインをシャンパンに変えるとキール・ロワイヤル、赤ワインに変えるとキール・カーディナルとしても楽しめます。
オレンジが眩しいカクテルの王様 にんじんマルガリータ
- にんじん1/3本はすりおろし、さらしで濾して25ml用意します。
- 冷やしたカクテルグラスのふちにカットライムを一周させて濡らし、塩をつけてスノースタイルにします。
- シェイカーにテキーラ30ml・にんじんジュース25ml・ホワイトキュラソー10ml・ライムジュース5mlを入れます。
- 氷適量を入れてシェイクし、カクテルグラスに注いでできあがり。
にんじんの青々しい香りがテキーラと、そしてにんじんの甘味がホワイトキュラソーと溶け合い、にんじんの風味がみずみずしいマルガリータになります。さらしで濾してあるので口当たりも良く、飲みやすいカクテルです。
夏を彩るフレッシュカクテル グリーン・ピムス
- きゅうり・レモン・オレンジ・セロリ・ミント・バジル各適量を用意します。
- きゅうりは輪切り、レモン・オレンジはいちょう切り、セロリはピールで薄くそぎ、氷水に放ってくるっと巻きます。
- タンブラーに半分ほど氷を入れ、ピムスナンバーワン50ml・炭酸レモネード150mlを入れます。カットした野菜を入れて満たし、ミントとバジルを加えてステアしたらできあがり。
イギリスでは、夏のBBQやパーティに欠かせない飲み物のひとつがピムスです。
ピムスはジンをベースに柑橘類のエキスやハーブなどを加えたリキュールで、きゅうりやいちご、柑橘類を入れてレモン風味の炭酸で割ったカクテルです。サングリアに似ていますが、柑橘類と合う野菜を入れることでさっぱりみずみずしく仕上がります。
ピムスには他にもスコッチウィスキーがベースのナンバー2、ブランデーベースのナンバー3がありますので、好みに合わせて作っても楽しいですね。
きゅうりが主役のカクテル キューカンバー
- きゅうり1/2本分をスライスします。
- オールド・ファッションド・グラスにスライスしたきゅうり・ウォッカ30ml・ライムジュース5ml・シュガーシロップ10mlを入れ、バースプーンできゅうりを軽く潰して混ぜます。
- クラッシュドアイス・トニックウォーターで満たし、軽くステアしたらできあがり。
きゅうりが入ったカクテルは青リンゴのような爽やかさがあり、非常に飲みやすいカクテルです。きゅうりのエキスが染み出るよう、できるだけ薄切りすることがポイントです。
野菜のみずみずしさをカクテルで
フレッシュな野菜を使ったカクテルは酵素が失われておらず、野菜ジュースを使ったカクテルよりみずみずしい野菜の香りがカクテルに花を添えます。手間をかけた分、味は格別。罪悪感のない野菜のカクテルをもっと楽しみましょう。