カクテルの名前にはリトルプリンセスやシンデレラといったロマンティックな名前から、テキーラサンライズといった美しい風景が思い浮かぶような、個性的な名前がたくさんあります。花の名前もカクテルにはよく見かける名前ですね。
花の名前が付けられたカクテルは、美しい色合いから付けられたものが多いのですが、名前を見てもどのようなカクテルなのかわからないことが多いものです。
そこで、比較的メジャーな花の名前のカクテルの作り方や味の特徴をご紹介します。見た目も味も好みの、美しいカクテルを見つけてくださいね。
目次
鮮やかな黄色に心華やぐカクテル・ミモザ
- よく冷えたフルートグラスに、シャンパン・オレンジジュース各60mlを入れます。
- バースプーンで軽くステアしてできあがり。
ミモザは、オレンジジュースのフレッシュな味わいを、シャンパンの華やかな香りで飾り立てた、“この世で最も贅沢なオレンジジュース”と呼ばれます。
ミモザの他にシャンパーニュ・ア・ランジュとも呼ばれ、こちらが正式名称なんだとか。シャンパンではなくスパークリングワインで作られることもあり、その場合はシャンパーニュ・ア・ランジュとは呼ばないそうです。
また、氷を満たしたタンブラーに注ぐと、バックス・フィズというカクテルになります。
ジンの気品感じるカクテル・ホワイトローズ
- シェイカーにドライジン40ml・マラスキーノ15ml・オレンジジュース5ml・レモンジュース5ml・卵白1/2個を入れます。
- 氷適量を入れてシェイクし、ソーサー型シャンパングラスか広口のカクテルグラスに注いだらできあがり。
ドライジンを使ったカクテルはエッジの効いた風味が多いのですが、ホワイトローズは卵白の優しい口当たりとマラスキーノのふくよかな味わいが、ジンのスパイシーな風味を和らげています。
マラスキーノはさくらんぼのリキュールで、種も使うため、さくらんぼの甘酸っぱい味わいにアーモンドのような独特の香味が加わります。
南国風味漂うさっぱりカクテル・ハイビスカス
- シェイカーにホワイトラム45ml・レモンジュース15ml・ドライベルモット5ml・グレナデンシロップ5mlを入れます。
- 氷適量を入れてシェイクし、カクテルグラスに注いだらできあがり。
ハイビスカスリキュールを使ったカクテルもあるのですが、不思議とそれらのカクテルに“ハイビスカス”と名付けられたカクテルはありません。
そんなハイビスカスは、ホワイトラムの甘い香りにドライベルモットのソフトなハーブの香りとレモンジュースが、すっきりとしたテイストに仕上げてくれるカクテル。豊かな風味を持つグレナデンシロップを少量使うことで、優しい甘さが加わるのがポイントです。
クリスマスにおすすめのカクテル・シクラメン
- シェイカーにテキーラ30ml・コアントロー・オレンジジュース・レモンジュース各10mlを入れます。
- 氷適量を入れてシェイクし、カクテルグラスに注ぎます。
- グラスのふちからグレナデンシロップ5mlを静かに落とし、香り付けにレモンの皮を折って飛ばしかけたらできあがり。
まさしくシクラメンの花をイメージしたカクテル。グラデーションが美しいので見ていて楽しく、コアントローがオレンジピールの豊潤な香りを醸し出す、大人の女性におすすめのカクテルです。グランマルニエやオレンジビターズを1ダッシュ加えると、オレンジの苦みがほのかに加わり、味に深みが出ます。
花の名前のカクテルで癒しの時間を
美しい花を彷彿させるカクテルは、いつだって女性を幸せな気持ちにさせてくれます。今夜は花の名前のカクテルで癒されてみませんか?