清涼感あふれる味わいを持つミントリキュールは、ハーブのミントのリアルなフレーバーをスピリッツに移したリキュールです。その製法はミントそのものをスピリッツに漬け込んだものや、ミントエキスのみを摘出してスピリッツにブレンドしたものなど、メーカーによって違いがあります。そのため、甘さや香り高さ・色合い・アルコール度数など、いろいろなタイプがあります。
ミントリキュールはカクテルやお菓子作りに爽やかな味と香りを与え、古くは消化を促進するリキュールとして健康にも役立てられていました。そんなハーブのミントを使ったカクテルと、ミントリキュールを使ったカクテルを紹介します。
目次
甘さと爽快感を楽しむカクテル・モヒート
- ゴブレットかタンブラーにペパーミントの葉10枚くらい・ガムシロップ大さじ1・カットしたライム1個分を絞り、バースプーンで軽く潰します。
- ホワイトラム40~60mlを注いでよく混ぜ、氷・炭酸水を満たして軽くステアしたらできあがり。
- 飾り用にペパーミントの葉を5枚ほど取っておいて、トップに飾るとキレイです。
ハーブのミントを使ったカクテルといえば、近年若年層に爆発的な人気となったカクテル“モヒート”でしょう。ホワイトラムはクセが少なく、甘い香りはミントの爽やかな香りと相性抜群です。
また、ラムの代わりに紅茶のリキュール・ティフィンを使えば“ティフィン・モヒート”、ココナッツリキュール・マリブを使えば“マリブ・モヒート”、マンゴーリキュールを使えば“マンゴヤンモヒート”など、バリエーションも豊富。ミントはほぼすべてのフルーツ系リキュールと相性が良いので、ラムの代わりにメロンリキュールやカシスリキュール・ピーチリキュールなど、様々なリキュールで楽しめます。ガムシロップの量は好みで変えて、楽しみましょう。
ミントの香りでツキを呼ぷ!ミントジュレップ
- オールドファッション・ド・グラスかゴブレットにペパーミントの葉を10枚・ガムシロップ5~10mlを入れ、ペパーミントを潰しながらよくステアします。
- クラッシュアイスを満たし、バーボン60ml・水適量を入れ、ステアします。
- トップにペパーミント適量を飾ったらできあがり。
ミントジュレップはアメリカの歴史あるカクテルで、毎年5月に行われるケンタッキーダービーの公式ドリンクでもあります。ドライなバーボンと爽やかなミントの香りは、夜というより休日の昼下がりがピッタリ。日本でも毎年5月に東京競馬場で行われる日本ダービーの頃に、期間限定で飲むことができます。
ガムシロップの代わりに、バーボンと相性の良いブラウンシュガーで作ると、コクが増します。
ビールとミントでのどごし爽やか!ミントビア
- コリンズグラスかゴブレットにミントリキュール15ml・よく冷えたビールを注ぎます。
- キレイに泡をたて、泡を消さないように軽くステアしたらできあがり。
爽快なのどごしが魅力のビールに、ミントリキュールの爽やかな清涼感をプラスしたカクテル。ミントリキュールの甘味が加わり、ビールが苦手な方でも飲みやすいのが魅力です。
ミントリキュールのタイプで大きく味わいが変わりますので、お好きなミントリキュールで作ってみてくださいね。
大人のチョコミント?!グラスホッパー
- シェイカーにミントリキュール・カカオリキュール・生クリーム各20mlを入れます。
- 氷適量を入れ、シェイクします。
- カクテルグラスに注いだらできあがり。
バッタのようなクリーンな緑色が美しいカクテル。ミントの清涼感ある香りとカカオの香ばしさが溶け合い、大人の洗練を感じる香り高さと、生クリームのリッチなコクがクセになります。
とろりと甘口で、口当たりも喉ごしもふんわりなめらかなので、食後のデザートカクテルにおすすめです。
ミントを使ったカクテルを楽しみ方
ミントリキュールは個性が強いリキュールですが、甘みとミントの清涼感が爽やかに身体を駆け巡り、好きな方にはたまらないおいしさです。フレッシュミントがなくても、いつでも味わえる手軽さも魅力のひとつ。また、ミントリキュールの飾りとして少量のフレッシュミントを使うと、さらに香りよく仕上がります。
まずはジンやウォッカなどのスピリッツに少量のミントリキュールを落とし、レモンを絞った炭酸水やジンジャエールで割って飲んでみてください。爽快な味わいの虜になること、間違いなしですよ。