エル・ディアブロは悪魔の意味を持つカクテルです。悪魔と聞くと怖いイメージがありますが、実は名前に反してとても飲みやすいカクテルです。エル・ディアブロのおいしさを紐解いていきます。
目次
エル・ディアブロとは?
エル・ディアブロはテキーラベースのカクテルです。テキーラが悪魔の由来なのか?実はそうではないんです。悪魔の名前の由来はテキーラに加えるクレーム・ド・カシスです。カシスから作られた濃厚なクレーム・ド・カシスはテキーラに入れることでカクテルを真っ赤に染め、まるで悪魔の血を連想させます。このことからエル・ディアブロという名前が付いたと言われています。
名前だけ聞くと怖いイメージですが、実はテキーラにカシスのリキュールの甘さとライムの爽やかさ、ジンジャーエールのキレが加わってとても飲みやすいカクテルなんです。
エル・ディアブロの基本の作り方
エル・ディアブロの基本の作り方をご紹介します。まず用意するのがテキーラとクレーム・ド・カシスです。テキーラ2に対してクレーム・ド・カシスは1くらいがちょうどよいでしょう。氷を入れたグラスにテキーラとクレーム・ド・カシスを注ぎ、かき混ぜます。そこへライムを1/2個絞り入れ、残りもそのままグラスに沈めます。こうすることでしっかりとしたライムのさわやかさを最後まで味わうことができます。仕上げにジンジャーエールでグラスを満たして完成です。
レモンを加えたエル・ディアブロの応用
基本のエル・ディアブロをアレンジした作り方をご紹介します。通常2:1で混ぜるテキーラとクレーム・ド・カシスを3:1に変え、そこにレモンジュースを10㏄加えて混ぜ合わせます。この作り方だと通常のエル・ディアブロよりもアルコール度数が若干高くなります。ライムジュースをレモンジュースに変えることで酸味の質も変わるため、飲み比べてみるのも面白いかもしれません。
エル・ディアブロの表情を変えるアイデア
エル・ディアブロは身近な材料で手軽に楽しむことができるカクテルです。それだけにアレンジも自在なので好みのエル・ディアブロを探すためのアイデアをご紹介します。
まずはベースとなるテキーラを変えてみましょう。テキーラは透明なものから樽で熟成させた薄茶色のものまでいくつかの種類があります。樽で熟成させたものは色が濃く、甘みも増してコクが出て飲みやすいものも多くなります。熟成する分値段も一般的には高価になりますが好みのテキーラを見つけましょう。
クレーム・ド・カシスを増やして甘めのアレンジ
さらにアレンジするならクレーム・ド・カシスの量を変えるのはいかがでしょう。薄くすればテキーラの香りを楽しむことができ、濃くすれば濃厚なカシスの甘さで飲みやすくなります。濃い方がエル・ディアブロのなまえにふさわしいかもしれませんね。
ジンジャーエールにも辛口や甘口、生のジンジャーを使ったものなどいくつかの種類があります。クレーム・ド・カシスは甘さのあるリキュールなので、その分ジンジャーエールでバランスを取ってあげると良いかもしれません。それぞれの量を変えることであなた好みのエル・ディアブロを作ってみてはいかがでしょうか。