皆さんは「ナイトキャップ」という言葉、ご存知でしょうか。
ナイトキャップとは、眠るためのお酒、就寝前にお酒を飲むこと（寝酒）を意味する言葉です。冬の寒い夜や、寝つけない夜など、すこしほろ酔いでベッドに入ることが出来れば、気持ちが良くてぐっすり眠れそうですよね。
この記事では、そんなナイトキャップにふさわしいカクテルをご紹介していきます。

名前そのまま「ナイトキャップ」

ナイトキャップに相応しいカクテルをご紹介する本記事ですが、実は「ナイトキャップ」と言う名前のカクテルが存在します。
ブランデーをベースに、オレンジキュラソー、アニゼット、卵黄を加えてシェイクしたものをソーサー型のシャンパングラスに注いで作られます。
通常氷も一緒にシェイクするため冷たいカクテルの場合が多いですが、氷をお湯に替えてホットカクテルとして飲まれることもあります。
ナツメグ振りかけて、香りを楽しみながら飲むのがお勧めです。

甘くて芳醇な香りと甘み「ホット・バタード・ラム」

寒い冬に飲みたいのがこの「ホット・バタード・ラム」。お湯で溶かした角砂糖にラムを注ぎ、バターを浮かべて飲むカクテルですが、お湯の量によってアルコール度数も調整がきくので、冷え性で冬の夜に寝つきが悪いと悩む女性にも飲んで頂きたいカクテルです。
バターとラムの甘い香りによって、立ち上る湯気が心を落ち着かせてくれる、そんなカクテルです。少しだけ刺激が欲しいという方は、お好みでナツメグやシナモンなどのスパイスを加えて楽しんでみてください。

ベッドへの誘い「ビトウィン・ザ・シーツ」

ブランデーをベースにホワイトラム、コアントロー、レモンジュースでシェイクされたショートカクテルで、アルコール度数はやや高め。「ビトウィン・ザ・シーツ（ベッドに入って）」の名前通り、度数の高さと口当たりの良さから眠りに誘われるナイトキャップとしては定番のカクテルと言えるでしょう。

風邪っぽい、そんな日には「ホット・エッグ・ノック」

ブランデーをベースに砂糖や牛乳、卵などが入ったカクテルで、通常は氷が入ったカクテルですが、寒い冬の日や、少し風邪っぽいかもという日にはぜひホットで楽しみたいカクテルです。ミルクセーキのような濃厚な味わいにプラスしてブランデーの芳醇な香りが鼻をくすぐります。卵が入っているので、疲れている日には特に体に染みわたります。

ドリーム

オレンジ風味のブランデーカクテル、「ドリーム」。
ブランデーをベースとしていますが、お好みでラムやジンをベースにしてみるのも良いでしょう。薬草のリキュールを使用する場合もあり、独特の風味とクセがありますが、アルコール度数が高いにも関わらずすっきりとした甘さで、「夢」というネーミング通り、夏の夜のナイトキャップにはおすすめです。

夢のお供に

夜のお供のナイトキャップカクテル。いかがでしたか。
眠れない夜や、ちょっといつもと違う夜を過ごしたい気分の際にはぜひナイトキャップを楽しんでいただければと思います。
ただし、寝る前の過度の飲酒や、お酒が弱い人が無理して飲むなどの行為はやめましょう。
適度なアルコールは血行促進などによって入眠への手助けになりますが、度を過ぎるとトイレの回数が増えて脱水症状を引き起こしたり、二日酔いなどにもなりかねません。
飲みすぎに注意して、自分なりのナイトキャップを探してみてくださいね。