トロピカルカクテルの女王とも言われるマイタイ。フルーティな味わいとフォトジェニックな出で立ちは女王の名に恥じぬ、まさにトロピカルカクテルの王道です。ちょっぴり手間はかかりますが、それもまたトロピカルカクテルの楽しみ。夏を盛り上げるカクテルのレシピを紹介します。
目次
「最高!」
マイタイという言葉は、ポリネシア語なんだそう。日本語に訳すれば「最高!」という意味で、このカクテルを飲んだタヒチ出身の人が思わず「マイタイ!」と口にしたことが由来のようです。そのくらい非の打ちどころのないカクテルに感じられたんでしょうね。今でこそ「トロピカルカクテルの女王」と評されるマイタイ、納得のエピソードですね。
マイタイのレシピ
さて、それではマイタイの作り方を紹介しましょう。マイタイはラムベースのカクテル。ホワイトラムとダークラム、両方を使います。まずはシェイカーにホワイトラム45mL、ホワイトキュラソー5mL、オレンジジュース20mL、パイナップルジュース15mL、レモンジュースを1tsp入れてシェイクします。クラッシュドアイスを詰めたグラスに注いだら、ダークラム2tspを優しくフロートし、パイナップルやチェリーなどで飾り付け、ストローを刺したら完成です。グラスにはアリスタンブラーやロックグラスのようなものを使うとよいでしょう。また、フロート用のダークラムにはレモンハートデメラララムを使うのが評判です。ラムベースらしい甘さとフルーツジュースの爽やかさがマッチした、いかにもトロピカルな味わいのカクテルになります。とはいえ、マイタイはかなりレシピに幅があるカクテルで、これという明確なレシピはありません。好みに応じてフルーツジュースの量を加減したり、さらに他のフルーツジュースを加えるアレンジ・マイタイも存在します。お店によって味わいがかなり違いますので、バーで飲み比べてみても面白いカクテルと言えるでしょう。
マイタイのデコレーション、どうする?
マイタイはカットフルーツなどでトロピカルに仕上げることが多いです。アレンジは好みで変えて良いですが、よく使われるフルーツやデコレーションを紹介します。
パイナップル
パイナップルを1カット。切り目を入れてグラスに刺してもいいですし、カクテルピンに差しても。これがあるだけでトロピカルな雰囲気がぐっと高まります。また、パイナップルの葉を使うアレンジも。適当な大きさのものを1~2枚選んで刺してもいいですし、ペティナイフで装飾してパイナップルに直接刺してしまうのも綺麗です。
オレンジ
カットでも、スライスでも。カットオレンジとパイナップルをまとめてピンに刺すとボリューム感が演出できます。
チェリー
こちらもオレンジと並んで人気です。マラスキーノチェリーの赤が鮮やかなので、カクテルに彩りが出ます。単体でピンに刺して乗せてもいいですし、オレンジやパイナップルと合わせてピンに刺してワンポイントを作ってもおしゃれ。全体のバランスを見て、見栄えのする方を。
その他にも…
パラソルピックがあればさらに南国の雰囲気を演出できます。キッチン雑貨の扱いがあるお店で探してみましょう。ハイビスカスやミントリーフを浮かべるアレンジもありますが、自宅でマイタイのために用意するには少々ハードルが高いかもしれませんね。