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シェイクしたカクテルが水っぽいと感じたら?3つの対策を試してみて

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シェイクしたカクテルが水っぽいと感じたら?3つの対策を試してみて

シェイカーで仕上げるカクテルは多いですが、シェイクのテクニックにはある程度の習熟が必要で、慣れるまでの間はなかなか上手くいかなかったりするものです。シェイクで仕上げるカクテルの最大の敵は水で、シェイクにもたついていると氷が溶けてできた水がカクテルを薄め、ぼやけた味になってしまいます。シェイクが上手くいかない、水っぽい味になってしまって困っているという時は、3つの対策を試してみてください!

目次

シェイクしたカクテルが水っぽい!

シェイカーの中には氷とカクテルの材料になるものが閉じ込めてあります。氷は時間が経つほどゆっくりと溶けていきますから、何よりも手早くシェイクを終わらせることがカクテルを美味しく仕上げるコツになります。さて、それでは、シェイクの最中になるべく氷を溶かさないためには何ができるでしょうか?まずは、当然と思われるかもしれませんが「氷が溶けてしまう理由」を考えていきましょう。

氷はなぜ溶ける?

当たり前のことのようですが、氷がなぜ溶けてしまうのかを一度整理しておくと、シェイクしたカクテルが水っぽくならないための方法を考えるヒントになります。氷は水が凍ったもの、つまり固体の状態ですが、固体の氷が溶けて液体の水になるときには大きなエネルギーを必要とします。そして熱エネルギーは温度の高いものから低いものへと徐々に移っていく性質があります。一般的に、ベースのお酒や加えるジュース類は氷よりも温度が高いですから、ここから氷へと移動した熱のエネルギーが氷を溶かしてしまいます。つまり、氷に与えられる熱エネルギーを最小限に抑えることができれば、氷が溶ける量も最小限にできるのです。

水っぽいカクテルにしないための対策

では、いよいよ水っぽいカクテルにしないための対策について説明しましょう。ポイントは、氷に与えられる熱のエネルギーを最小限に抑えるということです。

冷やしておける材料はひやしておく

当然のことのようですが、ぬるくなっている材料よりも冷えている材料を使った方が、氷に与えられる熱のエネルギーを少なくすることができます。たとえばオレンジジュースやスピリッツは冷やしても問題ありませんから、カクテルを作る前に冷やしておけば、シェイクの最中に氷が溶けてしまう量を減らすことができるでしょう。

使う道具も冷やしておく

見落としがちですが、シェイカーは金属製なので、熱が伝わりやすい素材です。これは、シェイクの最中にシェイカーが結露するほど冷えることからもお分かりいただけるでしょう。逆に、シェイカー本体が室温になっていれば、シェイカー本体からの熱も氷を溶かしてしまいます。これを防ぐためには、シェイクする前にあらかじめシェイカーに氷を入れ、表面が冷たくなるくらいまでステアしておくといいでしょう。あるいはシェイカー本体を冷蔵庫で冷やしておくという手もあります。こうすることで、シェイカーのあたたかさが氷を溶かしてしまうことを防ぐことができます。

冷蔵庫の氷を使わない

家庭用冷蔵庫で作った氷は、中心が白く濁って見えます。これは氷の中心部に特に多く気泡があることを意味しています。水道水には空気や塩素が含まれていますが、水が凍る時、これらの成分は氷にならず、最後には気泡となって残ります。こうした泡の周辺は氷が溶けやすい部分になっているため、白く濁って見える氷よりも、透明で向こう側が見えるような氷を使った方が溶けにくいです。スーパーなどでも販売されているかち割り氷は白く濁って見えない、溶けいにくい氷ですから、こういった氷を購入して使いましょう。ただし、この手の氷は鮮度が落ちやすく、雑菌の繁殖にも弱いです。そのため、購入したらなるべく早く使い切るのが大原則。できれば1週間以内に使い切ることを心がけましょう。

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