カクテルには見た目や味、作られた場所由来の名前が付けられていますが、その中でも動物の名前が入っているカクテルが少なくありません。有名なカクテルではブルドックやソルティドッグなどがありますが、まだまだ知られていない動物の名前のカクテルがあります。そこで今回は、動物の名前が入っているマイナーなカクテルを3つご紹介します。色んなカクテルがあることを知って、気になったものがあればぜひ飲んでみてください。
目次
『ブラッシング・ウルフ』
ブラッシング・ウルフとはウォッカをベースとしたロングカクテルで、食前酒やデザートカクテル、ナイトキャップなどの色んなシチュエーションで飲まれています。ブラッシング・ウルフと聞くと’髪をとかしている狼’を想像してしまいますが、英語でblushing wolfと書き、’赤面している狼’という意味があります。
ブラッシング・ウルフは甘酸っぱくてさっぱりとしているため飲みやすいですが、アルコール度数は10度ほどあるので、飲み過ぎてしまうと名前の通り顔が赤くなってしまいます。お酒の味が苦手な人でも飲めるようなカクテルではありますが、飲みすぎには注意しましょう。
ブラッシング・ウルフの材料
・ウォッカ 30ml
・グレナデンシロップ 2tsp
・グレープフルーツジュース 適量
ブラッシング・ウルフの作り方
①氷を入れたワイングラスにウォッカとグレナデンシロップを入れる
②グレープフルーツジュースを注ぐ
③軽く混ぜる
『ホーセズ・ネック』
ホーゼス・ネックはアメリカの競走馬ファンの間で古くから飲まれてきたカクテルで、グラスに入った螺旋状になったレモンの皮が特徴です。ホーゼス・ネック(horse’s neck)は英語で’馬の首’という意味があり、螺旋状のレモンの皮が馬の首に見えることから名付けられたと言われています。また他にもセオドア・ルーズベルト大統領が馬に乗っている時に、馬の首を撫でながらこのカクテルを飲んだことで名づけられたとも言われ、日本ではまだ馴染みが薄いですが特にアメリカでは人気のあるカクテルです。
ホーゼス・ネックのレシピは、スピリッツをジンジャーエールで割ってレモンの皮を添えたものとしているので、ベースはスピリッツを使うという以外に指定はなくお好みのスピリッツを使うことができます。日本ではブランデーを使って作るのが一般的ですが、ジンバックやモスコミュールがあるようにジンジャーエールはスピリッツと相性がよいので、自分の好きなスピリッツを使って作るのがおすすめです。
ホーゼス・ネックの材料
・ブランデー 45ml
・レモンの皮 1個分
・ジンジャーエール 適量
ホーゼス・ネックの作り方
①螺旋状に剥いたレモンの皮をタンブラーの内側の縁に引っ掛ける
②氷を入れて、ブランデーを入れる
③ジンジャーエールを注ぐ
『ピンクパンサー』
ピンクパンサーはオレンジとカカオがマッチした深い味わいのロングカクテルで、デザートとしての一杯にもなるカクテルです。ピンクパンサー(pink panther)は英語で’ピンク色の豹’を意味しており、その名の通り鮮やかなピンク色が特徴です。
ピンクパンサーはドライジンやドライベルモットを用いていますが、オレンジジュースとクレーム・ド・カカオが前面に出たカクテルなのでほのかな甘みがあります。また卵白を使っているので口当たりがまろやかで、ミルク系のカクテルが好きな人におすすめです。
ピンクパンサーの材料
・ドライジン 20ml
・ドライベルモット 20ml
・クレーム・ド・カカオ・ブラウン15ml
・オレンジジュース 30ml
・卵白 1個分
ピンクパンサーの作り方
①シェイカーに全ての材料を入れる
②よく混ぜる
③ソーサー型シャンパングラスに注ぐ