トマトジュースは健康や美容を意識した方に人気のドリンクです。実はカクテルにもトマトジュースを使った物がたくさんあります。濃厚なトマトの味わいを残しつつ、健康的なトマトジュースカクテルを楽しんでみませんか。
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カクテルに使うトマトジュース
カクテルに使うトマトジュースはどのようなものが良いでしょうか。様々な種類のトマトジュースがありますが、食塩が入っていないタイプの方が、カクテルの味に影響せず、美味しいカクテルを作ることができるようです。さらにトマトジュースにアルコールを混ぜるため、あまり薄めていないトマトジュースを選ぶ方が良いでしょう。
トマトジュースの名前は、見た目からつけられることも多く、トマトジュースカクテルによくみられるブラッディは英語で血液を表します。
ブラッディ・メアリー
トマトジュースを使ったカクテルといえば、ブラッディメアリーが真っ先に浮かぶ方も多いのではないでしょうか。「血まみれメアリー」というちょっと怖いネーミングのカクテルは、16世紀のイギリス女王、メアリー一世に由来します。彼女が即位してからプロテスタントが300人以上も処刑されたことから、この名前がついたと言われています。
氷を入れたグラスにウォッカを入れ、トマトジュースを注ぎます。カットしたレモンを添えて、飲むときは絞って楽しみます。全体にさっぱりとした味わいです。ブラッディマリーと呼ばれることもあります。
ブラッディ・サム
アメリカの禁酒法時代に生まれたブラッディ・サムはブラッディ・メアリーとよく似たカクテルです。ブラッディ・メアリーではウォッカを使いますが、こちらはウォッカの代わりにジンを使っています。
特徴はマドラーの代わりにセロリやニンジンなどの野菜スティックが添えられることでしょう。カクテルを飲みながら野菜スティックをつまみ代わりにかじり、味の変化を楽しみましょう、さらに、こしょうやウスターソース、タバスコなどを好みで加えて味の変化を楽しむカクテルです。
1940年以降はウォッカ人気に押されてブラッディ・サムの人気は衰退し、代わりにブラッディ・メアリーの人気が高まりました。
レッドアイ
レッドアイはビールベースのカクテルで、トマトジュースとビールを半量ずつ混ぜて作ります。その手軽な作り方とシンプルな材料から家庭でも楽しみやすいカクテルです。混ぜ合わさるときは、トマトジュースをグラスに先に注ぎましょう。
名前の由来は、お酒を飲みすぎて目が高いような人が迎え酒として飲んでいたから、という説が有力なようです。 また、レッドアイには生卵をカクテルに落とすレシピもあり、底に沈んだ卵黄を下から見ると赤い目のように見えることからこの名がついたとも言われています。
トマトジュースと合わせることでビール独特の苦さが和らぎ、ビールが苦手な方にも飲みやすいカクテルになります。アルコール度数も低く、女性にも人気のカクテルです。
レッド・バード
ブラッディ・メアリーをビールで割るとできるのが、レッド・バードです。トマトジュースとビールは同量で、ウォッカはトマトジュースの約半量がちょうど良い割合とされています。トマトの風味とビールのほろ苦さが好相性のカクテルです。