アイスボールカクテルというものをご存知ですか?薄いボール型の氷の中にカクテルが詰まっていて、グラスの中で氷を割り、キンキンに冷えたカクテルを提供するという、おしゃれなカクテルです。中に入れるカクテルは自由に選べますが、色味の強いものを選ぶと見た目のインパクトも大です。そんなアイスボールカクテルの作り方を紹介しようと思います。
目次
用意するもの
アイスボールカクテルを作るには5つの道具が必須です。それは、ボール型の氷が作れるアイストレー、はんだごて、そしてじょうごとハンマー。最後に、カクテルピンに刺したチェリーか、レモンピールです。この他に、カクテル(ウイスキーを注ぐだけでも相当おしゃれですが)を作るための道具・材料を揃えましょう。はんだごては氷を溶かすために、じょうごは氷の中にカクテルを注ぐために、そしてハンマーは最後にアイスボールを割るために使います。また、カクテルを氷の中に注ぐために空けた穴をふさぐ目的で、チェリーやレモンピールを使用します。それでは、アイスボールカクテルの作り方の解説に進みましょう。
アイスボールカクテルを作ろう
まずは器を作る
まずは何と言っても、器となるアイスボール、中が空洞の氷の球を作らなければいけません。ボール型の氷が作れるアイストレーを使って氷を作りましょう。アイスボールカクテルでは、氷が小さいと中に入れられるカクテルの量も少なくなってしまいます。6cm~7cm程度の氷が作れる、大きめのアイストレーを用意しましょう。水を入れたら、そっと冷凍庫に入れ、冷えるのを待つのですが、あまり長く待ち過ぎないのがポイントです。芯まで完璧に凍ってしまうと作業が大変になるので、芯まで凍ってしまう前に冷凍庫から出せば作業効率が格段に向上します。6~7cm用のアイストレーなら、5~6時間で引き上げるとよいでしょう。もちろん、トレーの素材や大きさ、冷凍庫内の温度によって時間は前後しますので、ご自宅の環境で最適な時間はどのくらいか、調べてみることをおすすめします。
中を空洞にする
氷のボールができたら冷凍庫から引きあげます。芯まで凍っている必要はありません。割らないようにそっとケースから取り出し、はんだごてで一か所、穴を空けます。最終的にこの穴にじょうごを刺してカクテルを注ぐので、じょうごが通るくらいの大きさにしましょう。芯まで凍っていなければ、中に水が残っています。穴が開いたら中の水は捨てましょう。芯まで凍っているなら、はんだごてで氷のボールを内側から溶かしていきます。中に水がたまったら、ひっくり返して水を捨てながら作業しましょう。水を吸い出すスポイトがあれば作業性が向上します。
空洞のあるアイスボールができたら
器が完成したら、先にグラスの中に氷を置きましょう。ロックグラスのような、口が広くて高さのないグラスが適しています。次にカクテルを作り、じょうごを使ってアイスボールの中に注ぎます。アイスボールの中がカクテルで満たされたら、最後に蓋をしましょう。カクテルピンに刺したチェリーを押し付けるか、適当な大きさにカットしたレモンピールを丸めて刺して蓋にします。
氷を割って、乾杯!
さあ、あとはハンマーで氷を割って、カクテルを楽しむだけです!くれぐれもグラスを割ってしまわないように、慎重に。小さめのハンマーがあると割りやすいでしょう。
アイスボールカクテルを楽しもう
いかがでしたか?ちょっぴり手間はかかりますが、見た目のインパクトは抜群、盛り上がること間違いなしのカクテルです。氷の器を作るには慣れが必要ですが、根気強く練習しましょう。