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カクテルの原価を計算してみるとわかる、自宅カクテルの良さ

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カクテルの原価を計算してみるとわかる、自宅カクテルの良さ

自宅でカクテルを作るとなると、色々なお酒を揃えた方がいいんじゃないか、だとか、道具が要るんじゃないか、だとか、色々と初期投資が必要でハードルが高そう、と感じる方もいます。ですが、そんな方にこそ知ってほしいのがカクテルの原価率。確かに本格的に作り始めるなら、シェイカーなどの道具は必要になります。ですが、お酒の原価自体は、実はそれほど高くないんです。
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目次

カクテルの原価を知ろう

原材料にかかる費用、と言う意味で、カクテルの原価を計算してみましょう。スピリッツをボトルで複数揃えたりすると初期投資がかさむイメージがあるかもしれませんが、カクテル1杯分の値段に着目すると、意外とお手頃な実態が見えてきます。

ショートカクテル

ショートカクテルはシェイカーで作ります。カクテルグラスの一般的な容量は90mLと言われていて、シェイク、あるいはステアの最中に氷が溶けてできる水の量は10~15mLと言われています。そのため、シェイクの時に使う材料は60mLくらいに留めるのが一般的です。こうすることで、できあがったカクテル全体の量は70~75mLとなり、カクテルグラスに注いだ時にボリューム感があり、しかしこぼれるほどではない、ちょうどいい量になります。定番のカクテルであるギムレットで試算してみましょう。ギムレットではジンを45mL、ライムジュースを15mL使います。ジンは、手頃なものであれば750mLで1500円程度、ライムジュースも700mLのボトルなら700円程度から買うことができます。そのため、ジン45mLは90円、ライムジュース15mLが15円の原価です。シェイクのための氷を買ったとしても、ざっくり1kg200円程度ですから、200gなら40円。合計すると145円となります。ライムジュースなどのフルーツジュースはお酒と比べれば安いので、フルーツジュースの割合が多いショートカクテルほど安く、お酒の割合が多いショートカクテルほど高くなりますが、おおよそ100円~200円がざっくりとした原価になります。もちろん、こだわっていいお酒を使おうとすればその分原価は跳ね上がります。
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ロングカクテル

では、ロングカクテルの原価はどうでしょうか。一例としてカシスオレンジの原価を試算してみましょう。カシスリキュール30mL、オレンジジュースを120mLというレシピで作ったとします。カシスリキュールもほぼジンと同様、700mLで1500円程度で売られていることが多いです。また、果汁100%のオレンジジュースは、1Lで300円を見込んでおけばスーパーで買うことができるはずです。そうすると、カシス30mLの原価はおよそ65円、オレンジジュースの原価は36円になります。氷も買うとして、200g=40円分も見込んでおけば足りるでしょう。すると、原価の合計は141円となります。
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缶のお酒よりちょっと高い、でもずっと美味しい

こうして計算してみると、ショートカクテルでもロングカクテルでも、1杯あたりの原価にそこまでの差はありません(もちろん、高いお酒・希少なお酒をこだわって使えば別です)。スーパーに行けばカクテル缶が100円程度で売られていることを考えれば、若干割高にはなります。ですが、やはり作りたてのカクテルは格別、味では比較になりません。そう考えると、自宅カクテルは非常にコストパフォーマンスが高い、ということになります。もちろん、色々な種類のお酒を揃えるとなると初期投資はかさみますが、たとえベースのお酒が1本や2本しかなくても、合わせる材料次第で色々なレシピが生まれるのもカクテルの楽しいところ。お酒のボトル自体、1本700mL程度のものが多いですから、仮に1杯あたり30mL使うとして23杯分。1本買えばそこそこ楽しめますから、あまり色々な種類のお酒を手元に置くと、かえって多すぎるという人も多いでしょう。お酒を1~2本買うだけなら初期投資のハードルもぐっと下がりますよね。これを機に、市販のカクテル缶よりもずっとコスパの高い自宅カクテルを始めてみませんか?

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