スピリッツの中でもカクテルによく馴染むお酒と言えば、そうウォッカですね。ウォッカはジンやラムと違い、香りもしなければ味にもクセが無いので、他の材料と調和させる必要があるカクテルに最適のスピリッツです。今回は、そんなウォッカを使った美味しいカクテルを3つご紹介します。お酒の味を極力無くしたカクテルばかりなので、是非お酒の味が苦手な人は飲んでみてください!
目次
フルーティーな「スクリュードライバー」
スクリュードライバーは有名なカクテルの一つで、ウォッカをベースにオレンジジュースで割って作られます。スクリュードライバー(screw driver)は英語で’ねじ回し(工具)’という意味がありますが、イランで働いていたアメリカ人作業者がウォッカとオレンジジュース混ぜる時にスクリュードライバーを使ったことに由来します。
スクリュードライバーは無味無臭のウォッカにオレンジジュースを加えているので、とても飲みやすいカクテルに仕上がっています。オレンジジュースのフルーティーな風味にほのかにお酒の味が混ざっているのを感じる程度なので、お酒の味が苦手な人におすすめしたいカクテルの上位に入ります。ただし、飲みやすくてスッキリしているのでカクテル初心者にもおすすめできますが、アルコール度数は12度とイメージよりも高めです。ロングカクテルなのでついゴクゴク飲んでしまいがちですが、飲み過ぎには注意しましょう。
スクリュードライバーの材料
・ウォッカ 45ml
・オレンジジュース 適量
スクリュードライバーの作り方
①氷を入れたグラスにウォッカを入れる
②オレンジジュースを注ぐ
③軽くステアする
まるでミルクコーヒー「マッド・スライド」
マッド・スライドはウォッカをベースに、コーヒーリキュールとアイリッシュクリームリキュールを加えた甘いカクテルです。マッド・スライド(mudslide)は英語で’ぬかるみで滑る’という意味があり、見た目がまるでぬかるみのようであることから名づけられました。
マッド・スライドはアルコール度数40度以上にもなるウォッカをベースにしていますが、コーヒーリキュールとアイリッシュクリームリキュールが前面に出てくるのであまりウォッカのアルコール辛さを感じません。ただコーヒーリキュールにもアイリッシュクリームリキュールにもアルコールが含まれておりアルコール度数は25度以上になるので、お酒感が全く無いカクテルでもありません。またマッド・スライドはまるでミルクコーヒーのように甘く飲みやすいですが、口の中が甘ったるくなってしまいがちです。そんな時にはオレンジスライスやシナモンスティックでアレンジを加えると、ちょっとしたスパイスになるので飽きることなく飲むことができます。
マッド・スライドの材料
・ウォッカ 20ml
・カルーア 20ml
・ベイリーズ 20ml
マッド・スライドの作り方
①シェイカーに材料を入れてシェイクする
②カクテルグラスに注ぐ
レディーキラーの「ルシアン」
ルシアンはホワイト・ルシアンのバリエーションの一つで、ウォッカとジン、カカオリキュールを使ったショートカクテルです。スピリッツを二つも使っているうえカカオリキュールにもアルコールが含まれているので、アルコール度数は35度以上にもなります。
ルシアンはアルコール度数が高いカクテルではありますが、カカオリキュールが入っているのでチョコレートのように甘い口当たりに仕上がっています。飲んだ後には少し口に残る程度なので、デザートカクテルとしてもおすすめできる一杯です。
ルシアンの材料
・ウォッカ 1/3
・ジン 1/3
・カカオリキュール 1/3
ルシアンの作り方
①シェイカーに材料を入れてシェイクする
②カクテルグラスに注ぐ